サラエボ

紛争から23年、スナイパー通りを行く

2018年8月15日〜17日




旧市庁舎
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争は1995年10月に終わった。
あれから、まだ23年。

サラエボ中央駅前にある旧ホリディー・インから西へ続くトラムが走っている大通りは「スナイパー通り」と呼ばれた。

近くの高層ビルに潜んだセルビア人狙撃兵が通りを行く人たちを狙い撃ちしたからだ。人の集る市場、学校、アパートーメント、庭にも砲弾が落ちた。

トラム3番でスナイパー通りを眺めることができるので乗車してみた。
左の写真は旧市庁舎。紛争当時は図書館だった。
スナイパー通りではなく「バシチャルシャ」という旧市街のはずれにある。

紛争当時、この建物は砲撃され、図書は焼けてしまった。現在のように修復が終わったのは2014年だ。



トラムに乗車

セビリ(水飲み場)からトラム3番に乗車。

セビリの停留所



サラエボ中央駅に向う!
トラムはひどく揺れる。走行中に車内を歩くことなどできないくらいだ。
切符を刻印する機械までたどり着くのが厳しい。
1回乗車で1.8マルカ(126円)。



弾痕が残された建物
トラムの車窓から弾痕の残る建物が見える。



旧ホリディ・イン
紛争中は世界のジャーナリストが情報を交換した旧ホリディ・イン。
サラエボ中央駅の近くにある。



破壊されたまま残された建物



共産主義時代の建築物が残っている地域
新サラエボ地区までトラムに乗って、引き返す。
共産主義時代に建築された建物は巨大だ。



市内に戻る!



■ 東/南/北ヨーロッパ旅行記 目次
■ 戦争の傷跡 旅行記 目次
inserted by FC2 system