パリ

廃線路、プティト・サンテュールを歩く

2023年10月11日

ポルト・ドルレアン駅近く
地下鉄4号線、ポルト・ドルレアン駅近く、ジェネラル・ルクレール大通りに、鉄道駅「モントルージュ駅」(築1867年)だった駅舎が残っている。

現在はレストラン「ポアンソン」として使われている。
ランチセットが20ユーロ以内でだから、けっこう安価だ。
産業革命の時代にパリを取り巻く鉄道が建設された。
最初は貨物輸送だけだったが、客も輸送していた。
1900年からメトロが建設され始めたため、利用者が減少し、再び、貨物専用鉄道となった。

廃止されたのは1933年。

この辺りを400回以上は歩いているのに、鉄道駅舎の存在に全く気がつかなかった。インターネットでパリ市内の廃線路を調べているうちに発見した。

旧モントルージュ駅のプラットホームへ下りる!


下に見えるのはプラットホーム。


この旧駅舎の横から廃線路に入れる。

旧モントルージュ駅のプラットホーム!
掘割式の線路とプラットホーム。
先はトンネル。

駅舎跡もトンネル跡もストリートアートでいっぱい。
華やかだ。

線路はまだ残っている!

廃線路は遊歩道として使われている!

鉄道の施設か!

シンナ?の匂いをプンプンさせた人!
「日本が大好きだよ。来月、大阪に行く」
しばらく食べ物の話をした。
「とっておきの話を聞かせてやろう」ジュリアンは言う。「シラクは日本にガールフレンドがいるんだよ」
「知っているよ。子供もいる。だから彼は相撲見物を理由によく日本にい来たじゃないか」

線路は複線だったのだが、片側の線路は撤去されていた。

犬を連れて散歩しているひとが多かった。
線路の間には木材チップが敷かれていて、歩きやすくなっている。


廃線路の終わり!
線路際に土手に上がれる仮設階段が設けられていた。
近くのトラム駅は「ディトT駅」。トラムの「ポルト・ドルレアン駅」から2駅分歩いたことになる。

産業革命時の遺産を残こそうとするパリ市の懐の深い計画は素晴らしいものだ。

道路から見た廃線路!

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