阿里山森林鉄路

2020年2月19日




始発駅、嘉義駅

嘉義駅、開業は明治35年(1902年)。
写真の駅舎は昭和8年(1933年)に建設された。
阿里山森林鉄路は始発駅が嘉義駅。
終着駅、阿里山まで72.5Kmを結んでいる。標高差は約2200メートル。現在は、自然災害の影響で、途中駅の十文字駅までしか運行されていない。

途中に連続スイッチバック、三重ループ線があるので、乗り応えあるナローゲージの鉄道だ。多くの観光客は奮起湖駅まで乗車。

乗車券、片道のようだが、往復扱いだった。
切符は日本でインターネットで購入。約4000円だった。
台湾に入って、セブン・イレブンで発券した(発券料、10NT$、40円)。




嘉義駅、阿里山森林鉄路のプラットホーム

平日は1日1往復程度だ。
プラットホームはホームの先端にあった。
この鉄道だけ、軌間が異なる。

名所で列車を止めて説明してくれる「イベント列車」を予約した。当日、列車は満員の人気ぶりだった。

午前9時30分嘉義駅を出発し、北門駅、竹崎駅、スイッチバック地点、梨園寮駅でガイドの説明を受け、午前11時58分に奮起湖駅に到着した。

2時間の昼食時間のあと、午後2時に奮起湖駅を出発、
午後5時半に嘉義駅に戻った。



最初の停車駅、北門駅

北門駅舎
嘉義駅列車はしばらく在来線と平行して走行し、右手に曲がる。北門駅までは民家の軒や木々の枝を掠めながら走り、北門駅の構内に入った。

あとで嘉義駅から北門駅まで歩いたが、30分くらいの距離だった。

北門駅は明治45年(1912年)に開業した。現在の駅舎は当時のものを復元したものだそうだが、写真のように、当時も薄い緑色に塗られていたのだろうか?

切符売り場

待合室



北門駅のプラットホーム
急勾配を登るため、推進運転が行われている。
客車の最後尾でポーズをとってみた。



列車は平坦地を進み、竹崎駅へ到着
北門駅から竹崎駅までは平坦区間を行く。約30分だ。
沿線は耕作地になっている。バナナ、パイナップルなどを耕作しているとのガイドの説明だった。

構内には進行方向を変えるための三角線もあった。

パステルカラーの塗られていた。

地元の学生が駅舎の説明をしてくれた。



竹崎駅をでると、山岳地帯に入る!

列車はグングン登る。

ガイド(前方、立っている)は切れ目なく説明する。



スイッチバック地点


果物を売っている女性



山肌に、これから登る線路が見えた!
スイッチバックの地点で、ガイドが「山の中腹に線路が見える」と説明。乗客は歓声をあげた。2200メートルの登ってゆくのだ。

丸印の中はは列車の線路。



梨園寮駅に到着!
駅にはプラットホームはない。
この辺りにでは車窓から時折、茶畑、竹林が見えた。



グングン山を登る!



列車の終点、奮起湖駅に到着!



木造車庫に静態保存されている蒸気機関車!
明治時代から、この蒸気機関車は日本人によって運転されていたのだ。



名物、奮起湖弁当で昼食!
駅のそばの食堂で弁当を食べた。
豚肉に甘ったるい醤油が染みていて、実にうまい。

台中から車でやってきたという初老のご夫婦とテーブルを一緒にしてもらった。この日は近くのホテルに1泊するのだと言う。

弁当を食べた食堂。この店だけが大混雑していた。

注文はこの紙に数を書いて渡す。
台湾ではこういった方式が多い。



鉄路は十文字駅まで続いている!
奮起湖駅から先は十文字駅まで、鉄路は復旧している。
線路はかなりの勾配だ。



嘉義駅に戻って、焼飯とうどんで夕食!

掛け声が勇ましい店。釣られるようにして入店。
ガイドブックにも掲載しれている店。新栄路にある。

この紙には料理名が印刷さえている。
注文する数を書いて、お店の人に渡す。
焼飯とうどんで153nt$(600円程度)

焼飯はキリリとした味で、美味い!

うどんもいける。



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