虎尾

サトウキビ列車が走る!

2020年2月18日




嘉義駅にて

嘉義駅のプラットホームの柱は年代物だ。

虎尾には旧大日本精糖虎尾製糖所(現、台湾糖業公司虎尾糖庁)があり、昔も今も町は製糖産業で栄えてきた。

日本時代から走っているサトウキビ列車がまだ運行されている。 台湾でサトウキビ列車が走るのは虎尾のみ。毎年、12月からの収穫期(3月中旬まで)に列車が運行されている。

寒い日、嘉義駅から電車に乗った。斗六駅まで約50分かかった。






斗六駅に到着

駅のそばにあるバスターミナル
斗六駅に隣接するバスターミナルで虎尾行きのバスを待つ。本数は1時間に1本程度。約30分待つと、バスがやってきた。



虎尾行きバスに乗る!

写真のおじさんが乗るバスを教えてくれた。
このバスで虎尾へ。
バスは虎尾の先まで行く。停留所で降りられるか心配だった。50分ほど乗っても、まだ到着しない。

停留所を通り過ぎてしまったかなとやきもきしてしまった。
やっとバスの電光掲示板に「虎尾」という文字が現れてほっとした。



虎尾到着、旧虎尾駅
かっての虎尾駅の駅舎が復元されていた。
内部は土産物売場や公共スペースとなっていた。



踏切でサトウキビ列車が来る時刻を尋ねるが……

サトウキビ列車の線路と踏切


踏切番と話していると、サトウキビの甘い香りが漂ってきた。
踏切番に列車の通過時刻を尋ねたが、言葉が通じなかった。



トウキビ列車がやって来た!


工場の入口で約40分ほど列車を待った。
長い編成のサトウキビ列車がやってきた。

朝日新聞(2011年1月29日)でこのサトウキビ列車が「運ぶ@」というコラムで紹介されていた。

見出しは「愛される唯一の現役」と。
「近くにあるサウキビ畑との間を結び、収穫期の冬の間だけ鉄道を運行している。

線路の幅は762ミリで新幹線のほぼ半分しかない。日本にも昔、数多くあった軽便鉄道の規格だ。

日本統治時代に大日本精糖(現大日本明治製糖)が1908年から生産を始めた。……」と。




虎尾鉄橋廃線跡

橋の上で写真を撮り合っている観光客




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