「庭が美しいよ」と声をかけられて! |
|
地下鉄、カルディナル・ルモワーヌ駅から上に上がりました。カルディナル・ルモワーヌ通りをムフタール通りに向かって歩きます。 緑の植物がベランダに置いてあるホテルが美しい。立ち止まって銘板を読んでいると、男性が「ホテルの庭が美しいですよ。入ってごらんなさい」と声をかけてくれました。 |
|
ホテルのロビーからではなく、建物の脇から庭に出ました。薄いピンク色に外壁を塗った建物。手入れされた庭が現れました。淡い色って上品さを感じます。庭を教えてもらって、幸運でした。 | |
カフェ ラ・コントルスカルプ |
|
コントルスカルプ広場まで歩いてくると、暑くて汗が噴き出してきました。観光客に混じって広場に面したカフェへ。コーヒーでは暑すぎる。コーラにしました。 ヘミングウェイが住んでいたころはゴミ溜のような広場だったらしい。今では観光地になってしまったが、その雰囲気は集まる人や広場を囲む建物から窺えます。 |
|
コントルスカルプ広場 ヘミングウェイが通った、カフェ・デルマ |
|
広場の風景 |
|
ムフタール街 |
|
ヘミングウェイの「移動祝祭日」にも登場するムフタール街。彼がごみごみした通りと活写した通り、通りを示すプレートも汚れていました。 | |
ヘミングウエイが住んでいたアパルトマン! |
|
コレストカンプ広場からちょっと入った通りに、ヘミングウェイが1922年1月から1923年8月まで住んだアパルトマンがありました。 | |
ベルレーヌが亡くなり、ヘミングウェイが仕事部屋として使ったホテル |
|
広場の直ぐそば、デカルト通りにレストラン「メゾン・ド・ヴェルレーヌ」がありました。上階はホテルになっていて、ヘミングウェイが仕事部屋にしたり、ヴェルレーヌが亡くなったホテルです。 | |
辻邦生が住んだアパルトマン |
|
「辻邦生のアパートをお探しですか?」 中年の日本女性に声をかけられました。ホントはヘミングウエーの仕事場だった建物を見ていたのですが、ノーと言えないタチなので「ハイ」。 「あなたは先生ですか?」 大学の? こう問われないところがワタシの弱点です。 「哲学者です」 仕方がないので、こう言いましたよ。しばらく辻邦生の小説の話をしていましたが、何を思ったのか突然、中年女性は「サヨナラ」と行ってしまいました。 |
|
12世紀の市壁 |
|
アンリ4世高等学校の裏手、クロヴィス通りを歩いていると、中世期の市壁がありました。残っている壁は隣の建物と比べても、3階以上の高さ。 ここから地下鉄駅に戻りました。 |
|
消防署の中にも中世の壁 |
|
消防署の入口 |
入ってゆくと壁が現れる。 |
■ 西ヨーロッパ旅行記 目次 |