サン・レミ・ド・プロヴァンス

ヴァン・ゴッホの「うねり」が始まった地を巡る!

2014年8月4日



朝食、アビニョンのカフェ

パン屋でクロワッサンを買い、カフェで朝食

クロワッサンとコーヒーを併せて5ユーロ



バスで、サン・レミ・ド・プロヴァンスへ

アビニョオンの長距離バスターミナルからサン・レミへ。
7時40分発の次は10時15分発だった。料金は片道、一人3.6ユーロ。
約45分でサン・レミへ到着した。




ゴッホが描いた地点をなぞる!
アルルから牧師に付き添われて、ゴッホはサン・ポール・ド・モゾール精神病院に入院する。1889年5月9日から翌年5月6日まで入院。その間、多くの作品を描いたのだな。

「Office de tourism」でゴッホが描いた絵の場所を記した地図を貰って、ゴッホが描いた地点をなぞりながら歩いてみた。片道約2Km。今もオリーブ畑や糸杉がみられる。観光客が声を潜め、足音も静かに歩いているだけだった。






自画像 

場所:市庁舎前広場


Les Paveurs



La sieste

「Office de tourism」駐車場

La nuit etoilee

Les paysans bechant

「ボン・プロムナード」
看板を後ろから見ていると、彼女たちに声をかけられた。
Les iris
Route a Saint Remy


ゴッホが歩いた道

民家
Le champ aux coquelicots
Les bles verts

La Route a cypres
Paysage a Saint Remy


写真、右手の塀はサン・ポール・ド・モーゾール修道院
Au pied des montagnes
Les bles jaunes avec cypres

修道院の前、右手はオリーブ畑。ゴッホはここでも制作に没頭した。
Le Ravin des Peiroulets

修道院の前の道
Les iris

ゴッホのオリーブ畑の色についての言葉は強烈だ。
「ここには非常に美しいオリーブ畑があって、その葉は刈り込んだ柳のように銀灰色をしている。オリーブ畑はじつに特色が豊かだ。あるところには銀色、あるところにはもっと青く、あるところには緑があり、それが青銅色に焦げ、黄色い。ピンク色の紫おびて、鈍い赤土色にまでなっている地面の上に白く見える」 (ゴッホを旅する、世界文化社)
L'asile Saint Paul a Saint Remy
Les oliviers

Les oliviers
Les oliviers et la montagne des deux trous


場所:古代遺跡



サン・ポール・ド・モーソール修道院


修道院の庭を歩いていると、蝉の声が聞こえる。力強い鳴き声だ。
ゴッホは次のように言う。
「小さな病室には緑がかった灰色の壁紙が張られ……」 (「ゴッホを旅する」世界文化社)


復元されたゴッホの病室。鉄製のベッドだけが置かれている。簡素な部屋だ。

精神病棟から中庭が見える。ゴッホはどんな気持ちでいたのか。

回廊から見た中庭



鉄格子のある風景
ゴッホは言う。
「鉄格子の嵌ったまどから、四角の麦畑が見える。山々の眺望が美しい。そのうえに毎朝すばらしい太陽が昇る」 (「ゴッホを旅する」世界文化社)
左の写真も病院の窓から見える風景。ゴッホも朝昼夕方と見たのだろうな。



古代遺跡
サン・ポール・ド・モゾール修道院のそば、町に行く街道の途中にある。



グラタム遺跡



ノストラダムスの生家



ノストラダムスの泉
ノストラダムスの生家と泉は旧市街のような路地にある。とても静かな地域だ。



周囲の路地
路地を歩いていると、怖くなるくらい人の動きがない。
歩いていて、人を発見するとほっとした。



市庁舎



昼食、Chez mamine
ゴッホの描いた糸杉、オリーブ畑、アルピーユ山脈を見た後、中心街に戻った。カフェ・テラスやレストランが静かなリゾート地といった雰囲気を醸し出している。

プラタナスの木の下にあるレストランで遅い昼食とした。
看板に「Menu du Jour」が出ていた。串焼き肉だ。空腹なので構わず注文。

味付けはオリエンタル風で調味料が利いていた。肉も硬くはなかった。16ユーロ! 観光値段!




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