カニグー

絶壁に立つ「サン・マルタン・デュ・カニグー修道院」

2014年7月29日



ペルピニャン ⇒ ヴェルメ・レ・バン

ペルピニャンのバス・ターミナルで240番に乗車
カニグーにある「サン・マルタン・デュ・カニグー修道院」の写真を見て、その絶景ぶりに訪問したくなりました。

ガイドブックには「ペルピニャンからTERで約50分のヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バンまで行き、カステイユ行きのバスに乗る」とだけ紹介されています。

フランスのバス時刻表のウエブサイトや旅行記などをみても分かりづらい。ガイドブックを信じて鉄道と歩き(実はバスの便が非常に少ない)で訪問したブログもありました。

ペルピニャンのバスターミナルで聞きますと、240番のバスで、午前中1本しかない7:40発に乗れば、ヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バンを通り越し、カステイユの一つ手前まで行けるとのことでした。それにのることにしました

カステイユまで行くバスはプラドから一日1便しかありません。念のため。

ペルピニャン郊外を行く。
ペルピニャンのバス・ターミナルを出たバスは、プラドの市街地を巡り、ガイドブックで紹介した鉄道駅ヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バンを通り過ぎ、ヴェルネ・レ・バンの市街地を抜け、9時20分に終点に到着しました。約1時間40分かかりました。

車窓から見たプラドはこじんまりとしていて、いかにもお洒落な町という雰囲気でした。下車したくなりました。


料金は1人1ユーロです。バスの前面にも「1ユーロバス」と大きく書かれています。助かります。



ヴェルメ・レ・バン到着 ― 歩き始める!

バスの終点 @
バス停で、帰りのバスの時刻を確認しまた。13:58、15:23。16:28とあまりありません。注意が肝心です。

ひんやりとした空気の中で、土地の人に方向を尋ねます。
「歩いてゆくの?」
「はい」
歩き始めました。

バスの終点の近くに標識があった。 A
バス停から少し歩くと、標識がありました。
修道院の方角が書いてありました。車のひとはこの道を修道院の登り口までいけます。時折、車が追い越してゆきます。



写真の番号は歩いた順に現れたものです。標識が多いので迷うことはありません。

15分程歩くとカステイユに入ります。 B

ここにも標識があります。 C

要所には標識があります。 D

誰もいない道を歩きます。 E



修道院登り口 ― カニグー

「Information」の近くにある村

ここから車は入れません。登り口です。

写真の奥から急坂になります。
バスの終点から約40分歩いて登山口に到着しました。
「Information」があったので、修道院まであとどれくらい歩くのかと尋ねると「40分!」とのことでした。

ここから修道院まで、車は通行禁止です。急な坂道になってきて、いい加減疲れました。子供たちはワイワイ騒ぎながら登ってゆきます。彼らに引っ張られるように、35分で登り切りました。



サン・マルタン・デュ・カニグー修道院に到着
修道院に到着。
持って来たサンドウイッチで早目の昼食としました。

修道院の見学は1時間に1回、案内人がついて行われます。それまでしばし待ちました。入場料は1人6ユーロでした。



修道院見学


神父さんが案内してくれました。


人里離れた修道院という感じがします。
回廊の彫刻もそれぞれ違っていて、なかなかのものです。



修道院内部



この景色!


この景色を見るために歩きました。

修道院からさらに登らなくてはなりませんが、登ったかいはありました。絶景を見られました。



ヴェルメ・レ・バンに戻る ― 徒歩

写真の奥から歩いてきたのだな。

麓の家々!



約1時間半かかって町まで歩きました。
途中、花が咲いていて見事です。歩いている人は誰もいません。車で来ている人ばかりです。



遅い昼食、Le Coin Fontaine、ヴェルメ・レ・バン
町にでて、遅い昼食を摂りました。木の下にあるテラスで.す。

カニグーの山懐にある町ですから、静かで空気も冷たい。そこで食べるパスタはチーズがたっぷり。手を抜いたというのではなく、天性の大味です。フランスですから、あまり期待していなかったのですが、それなりに美味しい店でした。外国で食事をすると、日本の緻密な味付けが懐かしくなります。

野菜サラダとパスタで20.5ユーロでした。




ヴェルメ・レ・バン
バスの出発時刻まで20分程ありましたので、街を散策してみました。繁華街は100メートルくらいしかありません。

さて、帰りのペルピニャン行きの1ユーロバスに乗りましょう。



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