ブリュッセル

グランプラス、小便小僧、ファンファーレ・ピストン

2013年8月11日〜15日



ルクセンブルグ中央駅 → ブリュッセル中央駅

ブリュッセル行車内
ルクセンブルグ中央駅で女性の駅員に尋ねました。
「この列車はブリュッセルに行きますか?」
「行くわよ。ブリュッセルに行くの? 気をつけてね。ひったくりが多いから。それにスリも」
注意を受けたので緊張してブリュッセルに入りました。



昼食、Mer du Nord

店頭の混雑
セントカトリーヌ教会の前に広場があり、かなり名の知れた立ち食いレストランがあります。日本でもTVで紹介されているのでご存知の方は多いと思います。ほら、かなり特徴のある顔をしたおばさんが客を怒鳴りつけている店です。

広場に行ったのは午後1時半でした。かすかに魚の匂いが漂ってきます。人だかりがしているのでレストランはすぐに分かりました。人々の背中を見ながら押し合いへし合いです。ここでは順番なんて言葉はないようです。

やっとおばさんが顔をみてくれました。
「スープください」
一応、フランス語で言いました。
「あんたの言葉なんて分かんないよ」
英語で来ました。こう言われれば、なんか嬉しい。TVでもレポーターが怒鳴られて泣きそうになっていましたから。
「スープ」
今度は英語風に言いました。「それにコロッケ、魚」
「魚は何にする」
「何があるの?」
人々に押されながら注文します。
「ヒラメ、マグロ……」
「よし、ヒラメ、それに白のワイン」
「名前は?」
「ピース!」
えっ、ピースなの。隣にいた若い女性がワタシを見て驚いたようです。ピースっていう名前だーい好き。
「どこから?」
「チェコよ」
「昨年、行きましたよ」
注文してから、名前を呼ばれるまでレストランの脇で待ちます。

可愛い店員さんは相手をしてくれませんでした。



昼食をゲット!



みんなと一緒に食べよう!

イタリア人たちと!

道を隔てたテーブルに運び、立ったままそこにいる人たちと食べます。イタリア人がいたテーブルが空いていました。
「俺はベネチアからだよ、彼女はミラノだがね」
「こっちは東京のドライボーイだ」
一応しゃれで年老いてみずみずしくないという意味です。通じたかな。

ヒラメはしっとりとしていました。スープはトマト風。チーズとパンを入れて食べました。これが舌を刺激してよかった。だが、コロッケは冷凍もののような感じ。でも雰囲気も良し、みんなで騒ぎながら食べるのも楽しかった。











グランプラスに向かって散策



グランプラス
ブリュッセルに入ると、取りあえずグラン・プラスに出かけました。初めて広場に来た時の感動は少なくなっています。それでも広場を圧する建築群は見事です。

次に、ホテルアミーゴ。F・フォーサイスの「ジャッカルの日」の舞台にもなったホテルです。かって宿泊した時とは違い、外観は改装されたようです。古めかしさはなくなっていました。





散策



カフェ
歩き疲れたのでカフェで一息。
コーヒーを飲んでいたら騎馬隊が通り過ぎました。カッコイイですよね。



リヨンのバンド、ファンファーレ・ピストン!
その後、グラン・プラスの周辺をぶらぶらしていたら、なんと「FANFARE PISTON」が路上ライブをしているではありませんか。このバンドはフランスのリヨンに本拠地を置いていて、30人から40人編成で吹奏する。この日は20人に満たなかった編成ですが、無理に「ブラスト」のようにショウアップしないところが彼らの主張なんでしょう。かなり楽しみました。



小便小僧

ここでインドネシアから来た家族と遭遇。
知らない人ですが、なんか話が弾みました。



夕食、ベトナム料理、Aux 4 saisons

焼春巻き
聖カトリーヌ教会広場周辺にひっそりとたたずんでいるレストランです。ベトナム系のおばさんがひとりで切り盛りしているのかと思うほど、忙しく、それでも悠々と小太りの体躯を動かしています。

変わった料理を食べたくなってこの店に入りました。注文したのは、焼春巻き、鳥肉のフリッターです。スイート・サワーソースをつけて食べます。これがいけました。おばさんが「いくらでも、このソースを使っていいわよ。お代わりを持ってくるから」と言うだけのことはありました。

この店の料理が美味しいというのは、白人のカップルが帰りがけに、「また来ますから、メニューを持って帰っていいですか」と言っていたことからもうかがえます。



鳥肉のフリッター

スイート・サワーソース
Aux 4 saisons



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