ベルリン

涙の宮殿、森鴎外記念館、東ドイツレストラン

2013年8月6日



朝食、ミッテにて
朝食を食べにKollwitzstrからRosenthaler広場の方に歩いた。ガラス窓が大きく、歩道をみられるテーブルがあるお店を発見。

ここで朝食とした。店員は1人。うりざね顔をしたお嬢さん。東欧から来て働いている美女という感じ。ここでチョコ・クロワッサンとコーヒーを注文。2.5ユーロだった。

外のテーブルには韓国人のお嬢さんが三人。きれいに化粧して、服もこざっぱりしている。ただ、食べ方は汚かった。テーブルの下に紙屑などを捨てていく。

右下に韓国人の娘さんが投げ捨てた紙が落ちている。



カフェのそば



涙の宮殿

フレードリヒ通り駅
アレクサンダー広場駅に戻り、Sバーンでフレードリヒ通り駅へ。

冷戦下、この駅は「国境駅」。傍に、西側から東側への入口となった検問所がそのまま残されている。

検問所は「涙の宮殿」と呼ばれている。現在は当時の東ベルリンの物品、検問所がそのまま残されている。

円内が検問所、背後はフレードリヒ通り駅

検問所内部




審査ブース



冷戦下、大使館代わりとなったレストラン
冷戦下、公式的には東西の交流は極めて制限されたものとなったが、フレードリヒ通り駅のそばを流れるシュプレー川岸に、東西の記者や外交官たちが集まるカフェがあった。そこで水面下で政治的交渉が行われた。

現在は名の通ったレストランとなっていて、旅行のついでに立ち寄る日本人も多いらしい。

フレードリヒ通り駅のプラットホームから見たカフェ付近



森鴎外記念館、第1の下宿先

左は記念館の切符
森鴎外がベルリンに留学したのは1884年から1888年。最初の下宿先は記念館となって保存されている。

フリードリッヒ通り駅から、「涙の宮殿」の脇を通り、シュプレー川にかかる橋を渡ると、東西の記者たちが秘密接触したカフェに出る。そこからしばらく歩くと、記念館に到着。この辺りは、当時のベルリンの繁華街だったらしい。
日本人の10人くらいの中年男女が団体で見学していた。



森鴎外第3の下宿先
ハッケシャー・ホーフ駅 鴎外の第2の下宿はアレキサンダー広場のそば。聖マリア教会の脇の十字路付近にあった。現在は都市再開発で跡形もなく取り壊されていて、雰囲気も残っていないと、記念館の案内人(日本人)は言う。

第3の下宿はSバーンの隣駅、ハッケシャー・ホーフ駅のそばにあると調べておいた。この辺りに100年以上も前、森鴎外が住んだのだ。鴎外はこの地域を「悪漢淫売の巣」と表現しているとのこと。ちょっと離れると、シナゴーグもあり、ユダヤ人が多く住んでいたと分かる。

第3の下宿はほどなく見つけることができた。下宿の前は鉄道馬車が走っていたらしい。

この住所に森鴎外は移った。

駅からすぐだ。

この建物に森鴎外は住み、恋をした。



東ドイツレストラン、OSSERIA
アレキサンダー広場からトラム4でAntonplatzまで来た。その付近。何となく荒涼としている。



Langhansstrの風景



OSSERIAに到着
アレキサンダー広場駅前から、トラム4で旧東ドイツに奥深く侵入。次第にだだっ広い道路、あか抜けないアパート群が現れます。アントンプラッツでトラム12に乗り換え、両側に並木のある道路をしばらく歩くとレストランに到着しました。
「この店に、東京から食事に来ましたよ」
テーブルはどこでも構わないと言われたので、テラス席にしました。でも風が強いので店内へ。いたるところに東ドイツのグッズが置かれています。

メニューを見せてもらい、東ドイツの料理を念入りにチェックしました。注文したのは「肉団子、ジャガイモ」の料理と「ほうれんそうとジャガイモ、スクランブト・エッグ」です。いずれも東ドイツで定番の料理です。

メニューには肉団子2個と書いてあるのに、3個が皿にのってでてきました。東京から来たと言ったので歓迎のしるしでしょうか。大きさは直径5〜6センチ。巨大です。思わず絶句してしまいました。そこにかかっているソースは絶品です。ちょっとエキゾチックな味でした。もう一皿のほうれん草は珍なる味でした。マッシュトほうれん草とでも言えばいいのか。そしてスクランブル・エッグはバター抜きの料理みたいです。つまり素朴な味でした。


デザートは注文しません。だって、東ドイツのデザートってお手軽インスタント気味だと知っているからです。値段はDDR博物館で食べる一皿の半値でした。

肉団子

オムレツ



店内
Osseriaメモ:
Langhansstr.103

アレキサンダー広場(Uバーン、Sバーン)から、
Tram4でAntonplatzで下車。ここでTram2に乗り換え、Freiesickestr.で下車。すぐ。



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