上海

旧フランス租界、オールドハウス散策


ノルマンディー・アパート、宋慶齢故居、豊田佐吉邸、
アメリカン・スクール、国際礼拝堂、聖母院

2012年1月1日




朝食、マクドナルド、娄山関路駅
昨日の朝食はKFCだったので、今日はマクドナルドで朝食。コーヒーとホットドッグ。

駅の上は商店街になっている。飾り付けも素晴らしい。




ノルマンディー・アパートメント
地下鉄で「交通大学駅」まで行く。
地上に出たら、方角がわからなくなってしまった。中年のご夫婦が犬を散歩させていたので、道を尋ねた。
「散歩の方角が同じなので、一緒に行きましょう」
淮海中路を東に歩いた。しばらく行くと、独特な形のアパートが出現した。

「ああ、これですね」

写真の右側の森は宋慶齢故居
古い建物だが、現在も使われている。洗濯物が外に干してある。排気ガスで汚れてしまうと心配するのは余計な心配なのだろうか。



宋慶齢故居
元旦の午前中の訪問だからか、観光客は少なかった20元を支払って入場する。文物館は写真が多く、見るべきものはない。
彼女が住んでいた空間の方が興味がある。彼女の居間には実際に毛沢東が訪れたときを彷彿とさせる写真が飾ってあった。

また、金日成も訪れていて、彼女に贈った絵画が掲出されてあった。室内は写真撮影禁止。
中国語で案内をしてくれる。グループについて回ったのだが、中国人は関心が薄いらしく、どんどん進んでしまう。グループかた離れて、気ままに見学する。係員がそばにくっていていて、見張っているのが気になる。

宋慶齢の生活は洋風で、庭の芝はきれいに手入れされている。孫中山故居も周恩来公館も西洋風の建物、内部の生活も同様だった。

芝が綺麗に手入れされている。



スターリンから贈られた車



淮海中路を豊田佐吉邸へ

淮海中路で焼芋屋を発見
宋慶齢故居の前の淮海中路を歩く。右側に巨大な上海図書館が現れる。その背後にはイギリス総領事館、ドイツ総領事館がある。右側には日本総領事公邸が高い塀に囲まれている。

隣はアメリカ総領事館だ。ここは豊田佐吉の屋敷だったところ。彼の優れているところは、日本人と群れて虹口に住まないで、欧米人たちの中に住宅を造り、住んだことだ。

アメリカ総領事館には50メートル間隔で、2人組の中国人の歩哨が立っている。パトカーも駐車している。カメラを取り出して撮影しようとしたら、案の定、警官が走ってきた。



衡山路

衡山路
いざこざを起こしたくないので、カメラをしまう。ラオスのビエンチャンに行った時、日本大使館の写真を撮ろうとしたら、追いかけられたことを思い出した。

フランス領事館の前をアメリカ総領事館の塀に沿ってあるく。中国人の兵士に睨みつけられているようで、早足になってしまう。

やっと衡山路に入り、旧アメリカン・スクール(現704研究所)までくるとほっとする。


衡山路駅



国際礼拝堂

国際礼拝堂、多くの人が出てきた。

国際礼拝堂



昼食、上海老站(聖母院)

レストランの外観。元は修道院。
租界らしい風景をみながら歩くのも一興なのだが、疲れてしまった。衡山路駅から地下鉄で、一駅、徐家匯駅まで行く。もう、フランス租界の西はずれになる。

徐家匯駅のそばに、聖母院だった建物を改造し、西太后がお召しになった客車や宋慶齢のプライベイト客車を改造したレストランがある。予約をしておかなかったのだが、だめもとで行ってみた。ガイドブックには駅からレストランまで1分と書いてあるのもあり、3分と書いてあるのもある。

レストランは混んでいた。
玄関に立つと、すぐにテーブルは空いていると言う。列車の中や列車を見ながらの食事は予約が必要らしいのだが、食事だけなら問題ないらしい。
注文したのは、
ジュース
ナマズのスープ
エビの炒め物
八宝飯

エビの炒め物は美味しかったが、ご飯やスープが出てこなかったり、デザートが最初に出てきたりで、このレストランは一体どうなっているのかと考えてしまった。164元だった。値段もいい。


スープが出てこないので、いらないと伝票をつかんだところで、スープを持ってきた。すべて食べ終わってからだから、支払わないことにした。ガイドブックで紹介している人たちは、このレストランで同様の経験をしたことがないのだろうか。



八宝飯

エビの炒め物

清代に皇族が使用した客車が見える。

なかなかいい雰囲気だ。

客車内での食事
保存してある機関車や客車はドイツ製とロシア製。100年前の列車に出会えるなんて、鉄ちゃんには垂涎の的だろう。






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