上海

旧フランス疎開 オースドハウス散策


マーシャル・ハウス、孔祥煕邸、梅屋庄吉像、
モーリス邸、周公館、孫中山故居、張学良寓所

2011年12月31日





昼食、江南料理

江南料理「侑菜」
街歩きしているときに、見つけておいた店。プーシキン像のそば。江南料理「侑菜」と看板が出ていて、ほどほど混んでいた。

注文したのは回鍋肉とスープ(搾菜と豚肉千切りスープ)、ご飯も含め48元だった。中国で食べた回鍋肉では上質だった。江南料理って美味しいのだな。

隣のテーブルの娘さんたち
隣のテーブルは中国人女性の3人組。注文の仕方がうまい。話しかけると日本語で応じたので、日本人かと思ってしまった。とても礼儀正しい娘さんだった。

スープは量が多すぎました。

回鍋肉
食事を終えて歩き出す。
観光バスが止まっていて、「江南めぐり 8日間」と正面にラベルが貼ってあった。ツアー客はどこで食事をしているのだろうか。バスに乗ってどんどん観光していく。それも楽しいのだろうな。



マーシャル・ハウス
東平路から岳陽路に入る。国際弁護士の自宅だったところ。まるでフランスの邸宅のようだ。現在はホテルとなっている。高い塀に囲まれていて、見つけにくいところだ。

芝が美しい。



永嘉路を歩く
永嘉路を歩いていると、張学良署名の看板があった。珍しいのではないかと、写真にとっておいた。



孔祥煕邸
そのまま永嘉路を東に歩くと孔祥煕邸がある。孔子の子孫で宋家の3姉妹の長女と結婚した人物の家。建物は、現在、お役所が使っているようだ。



紹興公園

邸宅の入口のようだ。
永嘉路から陜西南路へ入り、紹興路の細道を見つける。そこには梅屋庄吉の像があるはず。近くには、有名な「田子坊」があるが無視する。中国革命を目指した孫文に資金援助を行い、辛亥革命を助けた日本人の像をみておかなくちゃ、日本人として笑われちゃう。

紹興路はとてもお洒落な並木通りだ。大病院もあり、外国人の家族連れも目だった。住み安いところなのだろう。
梅屋庄吉は辛亥革命を助けたが、恩恵をこうむった中国人はそんなことは関係がないように、像の前でカード遊びをしていた。中国の公園って老人が多い。

公園は老人の天下だ。



モーリス邸

瑞金賓館の入口
イギリスの富商モーリスが建てた邸宅は、現在、瑞金賓館となっている。四号楼は日本の三井洋行が所有していたらしい。ここではアヘン商売が行われていたそうな。


瑞金賓館
瑞金賓館から、瑞金二路を歩き復興中路までいく。角には旧三井社宅があったはずだが、現在は高層ビルがそびえている。日本になじみの深い建物がなくなっていくのは寂しいものだが、他国に日本の痕跡を置いておくのもヘンなんだろうな。





周公館
周公館に到着。国共内戦時に中国共産党代表団上海事務所が置かれていた。入場は無料。そのせいか、入場者も多いように感じた。

周公館の入口
階段をのぼると入口になる。
道路の反対側には、国民党の秘密監視所が置かれていて、周公館の出入する人々を監視していたのだと書いてあった。


2階のテラスから緑の芝生が美しい。1階に下りると、周恩来のベッドが置いてある。案外、小さなベッドだな、周恩来って小柄だったのか、と思いながら見学する。隣は、ガードマンの部屋になっている。

周公館の全景



孫中山故居
周公館から十字路を突っ切って、すぐ。ここも見学者が多い。孫文と宋慶齢が1918年から6年間暮らしたそうだ。

入口に銅像が鎮座している。
館内はスリッパに履き替えて見学する。ここも西洋風の芝が美しい。中国の高官はどうして西洋風の家に住むのだろう。

この人たちとは周公館でも一緒だった。

素晴らしい庭だ。



長学良寓所

旧長学良寓所
復興公園への入口にある旧長学良寓所。現在は関係のない人物が住んでいるようだ。すごい車から判断すると、ある国の領事が住んでいるらしい。

この後、孫中山寓所を探してうろうろした。交番で尋ねると、孫中山故居を教えてくれる。違うんです。孫中山先生は故居に住む前に、この近くに住んでいたんですよ。こう、中国人に説明しても、そんなことはないと言う。

あっちに行って尋ね、また戻る。そのうちに夕方になってしまった。中国人は自国の「革命の父」のことをしっかり学んで欲しいものだ。「犬と中国人は入るべからず」で有名な復興公園は裏。覗いているうちに夜になってしまった。



新天地

安い珈琲でも22元。コーヒー・ビーン。
重慶南路を渡り、とぼとぼと夜の南昌路を歩いて新天地までやってきた。美味しい珈琲を飲んで帰宅しようと思ったからだ。

12月31日の夜。前回、来たときはレトロさに感動したのだが、何度か目になると、レトロのあざとさばかりが目についてしまい、感動しない。

屋外は寒いのに。



人民公園駅

あまりの人の多さに驚愕した。息が詰まって失神しそうになってしまった。
通りがかった人に「いつも溢れんばかりの人なんですか」と尋ねると、笑われてしまった。



夕食、ワタミ
ホテルのそばのパクソン百貨店にあるワタミで夕食。鍋、海苔巻き、そば。111元だった。



満記甜品、香港甘味
夕食のあと、パクソン百貨店の地下で甘味を買って帰った。この日で2011年も終わりだ。




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