12月26日 少林寺、昼食 |
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茸がたっぷり入っている。塩味がいい。 |
白馬寺を出て、シートに寄りかかっていると、龍門石窟という文字が現れた。 車は高速道路をどんどん進む。高架線を新幹線が走っていく。洛陽龍門駅(新幹線用)を無視し、運転手は速度を緩めることなく走らせるのだ。 |
「麺が食べられる食堂に行きたい」 カタコトで言うと、頷いてくれたではないか。少林寺に入ってから、写真左の食堂の裏に麺屋があった。どういうわけか、閉まっている。 仕方なしに、写真の食堂に入った。 メニューを見ていると、京唄子のような唇と厚い化粧の女性がにやっとした。わたしはそれを好意だと勘違いしたのだ。女性は調理場に行って材料を選べと言う。調理場で、貝柱、野菜、絞めている鶏を指した。 出された料理は美味しかった。あっさりとした味で、微妙に辛さが残る。こんな田舎で美味しい味を出すのか。満足感が広がっていく。 |
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「いくら?」 ちょっと贅沢したから、70元くらいかな。ワタシは余裕たっぷりに爪楊枝をくわえた。 「256元」 京唄子が豊かな唇を震わせる。 「えっ」 悲鳴に、彼女がメニューをもってくる。○○88元、△△65元、お茶12元……。確かに、料金は間違いない。でも高すぎる。請求書を持つ手が震える。 「250元でいいよ」 「50元に負けろよ」 |
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この店、高いよ。 |
食べてしまったのだから、旗色が悪い。 「駄目!」 あの京唄子の微笑みは、鴨が葱背負ってきたな、しめしめと言う笑顔だったのか。食べてしまったものなあ。 運転手はその場から逃げるようにトイレに行ってしまう。共犯かな? 完敗だ。250元を払ったからには、堂々とトイレに行って店を出たのだった。 |
少林寺 |
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少林寺の切符売場。何? 拝観料が100元! またもやワタシは悲鳴をあげる。史上最高の額じゃないか。昼食で250元、ここで100元。急に不快になってくる。 おまけに寒い。少林寺は殺風景だし、土産物屋ばっかじゃないか。もう、見ない。 |
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車に戻ると、運転手がいない。 他の車の中に運転手がいないかどうか探す。別の車の中で、他の運転手と寄り添って昼寝じゃないか。 窓を叩く。ぎょっとして起き上がった笠原運転手は腕時計を見て、驚いている。30分もたっていないんだから。 「龍門石窟」 たどたどしい言葉で言ったのだが……。 |
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龍門石窟 |
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駐車場と石窟はかなり離れている。ワタシの不機嫌さにおどおどしている運転手は切符売場まで歩いて案内してくれた。 やっと石窟に到着した。入場料は120元。なんだ、少林寺も方が安いんじゃないか。もう午後2時半だ。じっくりみているうちに太陽が沈んでしまう。急げ! 急げ! |
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冬なので、荒涼としている。春になれば、山が緑に覆われるんだろうな。やはり、中国は春か秋に旅行するのがいいのかもしれない。 | |
対岸から見た石窟 |
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新天○大酒店 |
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ロケーションはよいホテルだった。 |
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夕食、百多拉麺 |
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ホテルは四つ角にあり、むかい側にレストランや衣料品店の入ったビルがある。そこの5階。客層は若者が多かった。 食べたのは、 羊肉串 野菜麺 チャーハン ファーストフードのような店だが、味はまあまあだった。 |
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12月27日 洛陽の朝 |
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ホテルのそばの四つ角 |
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とても気持ちの良いご夫婦だ。 |
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KFCで朝食を済ませ、ホテルに戻ろうと歩いた。アパートの脇で夫婦と息子とでクレープのような軽食を出している。写真上。食べるかい? なんて言わずに、ニコニコしながら、ワタシの相手をしてくれる。いい人たちだなあと思う。 出勤する人たちが立ち寄っては、買っていく。とても美味しそうだ。KFCもいいが、ここでも良かったかもしれない。でも、朝食は済んでしまった。 |
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朝、コーヒーを飲みたいので、KFCを見つけて歩くはめになってしまう。今回は幸運なことに、ホテルの近くにKFCがあった。メニューにはお粥もある。 | |
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