洛陽

上海から、鄭州まで。
洛陽、白馬寺 
 

2011年12月24日〜26日

12月24日


上海、浦東国際空港で乗継便が延発

食堂には客がいない。店員の方が多い。
上海の浦東国際空港へは定時、午後0時20分に到着した。予定では午後6時10分発、中国南方航空の国内線で鄭州へ。鄭州空港から、連絡バス(2時間半)に乗って、洛陽に入る予定だった。

時間があるので、食堂で休んだ。パソコンを開いたが、インターネットが繋がらない。パソコンがいけないのか、扱いい方が悪いのか? ただ、これまで、外国では同じパソコン、同じ扱い方で繋がったのだが。


 

食堂で食べた牛肉麺



鄭州行きは2時間遅延

「延発」お詫びの弁当
搭乗時間になってゲートに行ったのだが、搭乗は始まっていない。聞いてみると、2時間ディレイとのこと。

ゲートで弁当を配っていた。椅子に腰を下ろして食べる。
硬いご飯、野菜、鶏肉。

乗客の中に日本語を話す中国人がいた。日本の大手企業に勤めていて、開封(鄭州の近く)に妻と子供がいると言う。

鄭州から洛陽への行き方をたずねる。G列車(新幹線)が運行され始め、37分で、鄭州・洛陽間を結んでいるらしい。この情報は新鮮だった。ガイドブックにも、Webサイトでも見つけられなかった。



鄭州

鄭州・洛陽龍門間の切符
鄭州空港に到着したのは2時間遅れの午後10時30分だった。洛陽行きのバスは終わっていた。鄭州で宿泊しなければならない。

日本の大手企業に勤める中国人が、ホテルまで送ってくれるという。彼の奥さんと弟さんが出迎えに来ていたが、わざわざ送ってもらった。

深夜にも関わらず、中国人が鄭州駅前の「紅珊瑚ホテル」に連れて行ってくれ、料金の交渉まで行ってくれた。感謝。


チェックインして、駅まで洛陽行きの切符を買いに行く。すでに午前0時を過ぎた。窓口は開いていて、新幹線の切符を購入することができた。



12月25日

鄭州から洛陽龍門駅へ
鄭州の新幹線待合室。きれいになっているし、マナーもいい。中国の旅行もしやすくなってきた。ただ、禁煙なのだが、どこからともなく煙が漂ってくる。これが辛い。

ガイドブックにも、Webサイトにも新幹線が走り始めたというのは見つからなかった。また、鄭州空港から洛陽まで連絡バスが走っているというのも。連絡バスの情報は、池袋にある中華料理店で知ったのだった。



洛陽龍門駅到着

ぴかぴかの洛陽龍門駅
新幹線専用の駅。洛陽からタクシーで31元もかかる遠い駅だ。周囲は畑。駅前には巨大なアパート群が建築されつつあった。だが、交通の便、市場、インフラは整備されるのだろうか。

運転手にしきりにタクシーで市内を回らないかと誘われる。
「龍門石窟、少林寺、鄭州の空港まで800元」
「200元でどうか?」
「ノー」
800元とは、開いた口がふさがらない。
ホテルは決めていなかったが、市の中心にある新天○国際大酒店に行ってみた。



白馬寺
ホテルにチェックインして、乗合バスで龍門石窟まで行こうと、バス停を探していたら、タクシーが近づいてきた。
「白馬寺、少林寺、龍門石窟に行って300元でいいよ」
小柄でニコニコしている。でも、言い値で乗りたくはない。それに最初から800元だと言わないのも初々しく、好感を持ってしまった。
「200元ならいいよ」
「だめだめ、300元」
以下、やり取りは延々と続く。

ニコニコして誠実そうなのに、しぶとい。結局、280元で話がついたのだった。ワタシの敗北かもしれない。この予感は後になって的中するのだ。




寺の入口は爆竹を鳴らして、大音響。煙がもうもうとしている。どうも寺の坊主が何かの演出を狙って爆竹を火の中に投げ込んでいるのだ。

無料で観覧しようと試みたのだが、入口で「ダメ」と遮られてしまった。「日本」と繰り返すのだが……冷たいなあ。「小日本」だもの、タダでもいいじゃないか。
共産主義国家なのに、坊さんに祈る人々が多い。共産主義でも人民に対しては何もしてくれないということなのかな? やはり仏様にすがるしかないのか。


こんな格好で坊主が一列になって歩いていたりする。



白馬寺周辺の土産物屋



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