群山

静かな街で「昭和」に浸る!

2011年2月5日



全州バスターミナル
スマンモーテルからタクシーでバスターミナルへ行く。そこから群山行きのバス。バス代は5200Wだった。

バスターミナルの近くにはモーテルがひしめいている。ここに宿泊してもよかったのかなと思ったりもした。

バスは1時間で群山に到着した。



群山を歩く

地図は「地球の歩き方」
バスターミナルからタクシーで旧朝鮮銀行群山支店跡まで行った。
その後、丸で囲んだ旧長崎18銀行跡、旧群山税関跡、月明洞、永和洞を歩いた。



旧朝鮮銀行群山支店跡

外装、内装とも修理中だった。



旧長崎18銀行群山支店跡

群山に設立された最初の銀行らしい。


後ろに回ってみると、日本家屋が……。

銀行跡に接して、蔵らしき建物もある。



旧群山税関跡
現在は展示館として残っていた。あまりにも外は寒いので館内に逃げ込むように入った。ここで、群山の日本家屋のありそうな場所の情報を仕込んだ。

明山市場に行きたいと尋ねると、親切な女性が車で案内してくれた。



明山市場、旧明山遊郭跡
手にしているのは、インターネットで得た群山の地図、地球の歩き方韓国編、韓国の「昭和」を歩く(鄭銀淑著)である。

ここ明山市場にはぜひとも来たいと思っていた。その昔、遊郭があった場所と鄭銀淑さんの本に記してあったからである。

だがそれらしき建物はみられなかった。市場も寂れて、スーパーマーケットやコンビにに取って代わられていた。



このように市場は寂れた風景を呈していた。右の写真は華僑小学校に面した通りにある建物だ。看板の下には遊郭の名残りがありそうだ。




東国寺

寺に行く途中、民家があった。
明山市場から東国寺まではすぐだ。
路地を歩いて行く。日本式のお寺なのですぐに分かった。

入口には門がある。そこに刻まれている文字、「昭和」が削られているが、判読は可能だ。次の「九」以下の文字は残されている。どんな気持ちで日本の文字を消したのだろうか。



月明洞から永和洞へ



旧広津家屋

布売りをしていた日本人の家だったそうである。



カフェ「芸人村」

日本家屋をカフェとして使っている。

暖炉が燃えていて、ほっとした。

カルコスープと聞き取れたが……。うどんだった。



月明洞から永和洞へ

歩いていると、日本の街そのもののような気分になってくる。



月明洞と永和洞を気の向くままに歩いた。曲がりたければ、角を曲がり、まっすぐに行きたければそのまま歩いた。この地域に多くの日本人が生活していたのだった。




群山バスターミナル

全州行きの切符を買う。










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