瀋陽

昭陵、福陵
 
            
2010年9月26日



昭陵
入口を入ると、電気自動車が待機していた。確かに神道はとてつもなく長い。でも、1元(15円)でバスに乗ってやってきた。電気バスが10元とは。それに、1元のバスのほうが乗っていられる距離が長い。

乗らないという仕草をすると、運転席にいたおばさんが、ふんと横を向いた。歩き始めたのだが、門までは長い距離だ。

中年のカップルが多い。ベンチに腰を下ろしていちゃいちゃしているのもいる。わたしは老人たちとゆっくり歩いた。なにやら話かけられるが、理解できない。
「日本人だよ」
丁寧に発音すると、立派な中国語の発音で、リーベンかい。ふーんと何度も首を振っていた。



とうとう帰りは電気自動車に乗ってしまった。女性の運転手は勝ち誇ったようにえばっている。なかなか発車しない。客が集まるのを待っているのだろう。でも、横になって、眠りながら客を待つこともないだろうに。



福陵
瀋陽と撫順の中間にある。
市外地になるせいか、バスの料金も4.1元と高かった。でも、なんで、4.1元だなんて半端があるのだろう。

運転手がそう言うから料金箱にカネを入れたのだが……言い返せないのが辛い。



瀋陽郊外なのせいか、観光客もおらず静かだった。中国人の観光客はスーツを着た男性と普段着の女性のカップルもいた。どういう関係なのだろうか。



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