ホーチミン市

 ドンコイ通りから レタイントン通り

 2009年3月17、18日


2009年3月17日



カントーからホーチミン市へ



ツアーバスは夕方ホーチミン市のデタム通りに到着した。
この通りにはバックパッカーが氾濫しているので、インターネット・カフェも多い。そこで1時間、メールのチェックやブログの更新をした。料金は5000ドン、30円だった。

この通りには美味しそうなレストランが多い。イタリア料理店が目につく。食事してホテルに戻ろうかと考えたが、食事をすると疲れが出て動きたくなくなってしまうので、ドンコイ通りからひとつはいったキム・ロン ホテル(マックティブオイ通り)に戻った。タクシーは15000ドン、90円だった。


スパゲッティ

ピザ

揚げバナナ

プリン

夕食はドンコイ通りを渡り、向こう側のマックティブオイ通りにある「ゴールド・フィッシュ」に入った。この店はガイドブックにも掲載されているし、TNKトラベルの絵地図にもある。曰く、「ベトナム料理から西洋料理まで」が売りだ。

テーブルクロスもあり、高級そうなレストランだ。
店内は7割が日本人客、残りは白人、アジア人だ。ベトナム料理をここで食べてもと、スパゲッティとピザを注文した。

隣のテーブルは、日本人女性の3人グループだ。
オーストラリアに格安航空券を使って観光旅行してきたところだと言う。サイゴンに早朝に到着。出発は深夜なので、サイゴンを観光し、このレストランで食事をして空港に戻るとのことだ。
「空港から市内に来るまでに、タクシーのメーターがどんどん上がって……」
「やられましたね」
「料金は30万ドン、1800円だったんです。おかしいですよね」
「通常は8万ドンだから、まあ、ぼられたということでしょう」
「やっぱり、おかしいんだ」
「考えようです。命まで取られなくってよかったですね」
3人の女性たちはリュックを背に空港に行った。台北でもストップ・オーバーするのだと言う。

さて、ホテルに戻ろう。これだけ食べて246100ドン、1500円。ベトナムに来て、最高の贅沢だった。





2009年3月18日


ドンコイ通りからホーチミン市博物館へ


ホテルの朝食はトーストだ。飽きてしまった。ドンコイ通りまでフランスパンを買いにいった。6000ドン、36円。ついでに街角にいるおばさんから果物を買った。マンゴ、10000ドン、60円。マンゴも値切って買ったのだが、してやられたらしい。この10分の1の金額でも買えそうだ。

食事のあとは、博物館へ行った。タクシーを奮発した。12000ドン、72円だった。博物館の入場料は15000ドン、90円だ。フランスが建築した建物なので、しっかりしている。庭には戦闘機が展示してある。ベトナムの歴史にはベトナム戦争で勝利したことが欠かせないのだろう。


入場券

古い型の車もある

戦闘機も歴史には欠かせない

南国らしく2階のベランダが広い



内部の展示は絵や写真が主だ。それでもベトナム戦争当時の状況を知ることができる。ただ、絵の中で笑っているような女性や歓声をあげている人たちは、現実には見ることができなかった。ベトナム人は難しい表情をして生活していた。



館内では結婚写真を撮影していた。一生の記念になるような場所なのだろう。記念写真は洋装が多いようだ。



博物館を出てレタイントン通りをドンコイ通りに突き当たるまで歩く。フランス植民地だったころはカティナ通りと呼ばれ、小説の中でもカティナ通りは登場する。その後はトゥーゾー通りとなり、現在はドンコイ通りとなっている。

ドンコイ通りに突き当たったところで、右に折れ、左にパークソン百貨店を見ながらサイゴン川の方に向かう。もう汗びっしょりだ。どこかで休みたい。ドンコイ通りに右に平行通るのはグエンフエ通り。そこに出て、タックス百貨店に入る。冷房が利いていて気持ちがよい。ここはシャルネー百貨店(グラン マガザン)と呼ばれていた。現在のグエンフエ通りの旧称シャルネー通りから来ているとのことだ。そしてシャルネーとはフランス総督の名前だそうである。ベトナムは名称を変えたが、建築物はそのまま残っている。

水を求め、また歩きだす。サイゴンで最も古いレストランのあった角までくれば、ホテルはすぐだ。


市民劇場

サイゴンで最も古いレストラン

市民劇場の前で




昼食は「ブラック・キャット」で!

どうにもサンドウイッチの味が忘れられない。ベトナムのパンは美味しい。間に挟む具は東洋風で、西洋と合っている。ブラック・キャットはホテルの近くにある。前から目をつけていた店だ。近くにはチキンをカレー味にして食べさせる格安レストランもある。近くにはオフィスが多いのでお洒落な若者や外国人の駐在員もネクタイをして近くの食堂で食事をしている。

サンドウイチはカレー味ラムとトーフ入りを注文した。ひとつは、これからバンメトートに行くのでおやつ用だ。料金は144000ドン、900円近かった。この店のオーナーはベトナム系アメリカ人だった。若い女性だ。


カレー味ラム

豆腐入り



バンメトートへ

空港に向かうにはタクシーやバスなどの方法がある。ホテルでは車を予約してくれると言う。値段は15米ドルだと。それを13米ドルまで負けたが、高い。タクシーは10万ドンらしい。なにかにつけ、運転手とのトラブルが多いので、ホテルで頼んだ方がいいらしい。

メータータクシーを交渉して8万ドン、480円で行った。空港で1万ドン、60円のチップを渡したら、ベトナムで初めての笑顔が返ってきた。

バンメトート行き、15:55発VN440便


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