嘉峪関

嘉峪関、万里長城第一墩、魏晋壁画墓、懸壁長城

2007年12月30日から31日




敦煌→列車→嘉峪関

列車の切符
敦煌から嘉峪関まで西安行きの列車に乗った。
午前9時敦煌発。午後2時嘉峪関到着の予定。5時間も列車に乗せてもらって、54元(864円)だ。中国の公共運賃はとても安い。


駅は2006年に開業したが、駅舎はまだ建築中だった。オリンピックまでには使えるようになるのだろう。



嘉峪関で下車しますので、教えてくださいね。
周囲の乗客に愛嬌をふりまく。分かったよう。そんな感じの中国人だ。


列車は半分くらいの乗車。トランプをしたり、ぼりぼりお菓子を食べたり、している。



列車内の食事
昼近くになって、ワゴンを引いて弁当売りがやってきた。おかずを自分で選べる。3種類入れてもらって10元(160円)だった。


左のおにぎりは宿泊したホテルで朝食に準備してもらったものだ。



嘉峪関駅で



バスで市内に出る。
嘉峪関駅を出るとタクシー運転手が寄ってきた。執拗に強引にわたしのバッグを取ろうとする。それを振りちぎって、バス停に走った。
「長城賓館まで、行きますか?」
「2番のバスに乗りな」
「ハーイ」

運賃は1元だった。ホテルに横づけしてはくれなかった。バス停からかなり歩いた。寒い。それに砂が口の中に入ってくるような風だ。

ホテルは、昨日、敦煌から電話で予約を入れておいたのだった。



砂だらけの都市、嘉峪関
タクシーで嘉峪関まで行った。
観光客がいないのは寂しく、悲しいものだ。話し相手がいないので、強盗に会ったらどうしようか。そんな気持ちになってくる。それに薄暗くなってきた。
嘉峪関は万里の長城の西の果てだ。
今までに東の果ても見たので、万里の長城の東西の先端を見たことになる。西の果て、砂漠の中に万里の長城が消えてゆく。

すさまじい風、砂が混じっているので、関所は埋まってしまうのではないかといらぬ心配までしてしまう。



嘉峪関の外は異国だ。

長城が砂漠に消えてゆく。



万里長城第一墩
12月31日に万里長城第一に行った。
こここそ、万里の長城の西の果てだ。そこは絶壁の上で止まっていた。下は数百メートルの断がい。ここにはだれもいない。

吊橋があった。向こう側に渡ってみる。風がぴゅーぴゅー吹きつけ、けっこう、危なっかしい橋だ。下の川は凍っている。



万里の長城



魏晋壁画墓



懸壁長城
山の上まで長城があるが、この長城は最近観光用に建設されたものらしい。かなり急な坂だ。登ると、見晴らしは良かった。



ごはん
長城賓館での夕食

夕食はホテルでとった。寒さと砂嵐で、出かけるのが億劫になってしまった。炒牛肉丁と青梗菜油炒めなど5品で750円だった。美味しいしかった。

炒牛肉丁

青梗菜油炒め
紅燜羊肉はなかった。

昼食は地元の人で混んでいる店を選んで入った。紅燜羊肉と紙に書いて注文した。敦煌で食べて、美味しかったからだ。ないんだって。

隣のテーブルで食べていた一皿が美味しそうだったので、同じものを注文した。辛さはほどほどで、食が進んだ。



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