チェンライ

少数民族村、カフェ・ブージャー


2007年6月


皇太后離宮

皇太后離宮で食べた
カオ・ソーイ


皇太后離宮は一般に公開されています。
落ち着いた宮殿は一見の価値があります。



少数民族村

入場料を払って、アカ族、ラオ族、首長族を「見物」する。
彼らが一緒に生活しているなんて不自然です。観光用ですね。
写真を撮り、チップを支払うと、大げさに礼を言われ、まいりました。






カフェ・ブージャー

カフェ・ブージャーで
「こんばんは」
 日本人女性かな?
「ハジメマシテ」
 カタコトの日本語が返ってきた。チェンライの日本食堂だ。中年の東洋女性が白人男性と夕食をとっている。

 白人はカルフォルニア出身の60歳。女性は妻でタイ人とのこと。彼女の祖父母が中国からやってきたと言う。白人は55歳で会社を退職し、タイにやってきた。当時、35歳のこの女性と結婚した。
「家は一軒家?」
「タイでは、外国人は土地を買えないからね」
「すると、名義は奥さんに?」
女性は満足げに頷く。

「チェンライに韓国レストランはありますかね」
「かってはあったが、今はないと思うよ」
 白人が答える。
「韓国レストランが脱北者を受け入れているようなんです」
「そんな話はあった。だが、クローズトされている」
「どこだろう?」
「ここから2ブロック行って、左に折れる。また2ブロック行くと寺院がある。その反対側にあった」
「それにしても、奥さんはきれいですね。おかげで楽しい夕食でしたよ。あなたはこれからの人生を美人とすごせるなんて羨ましいかぎりですよ」
「チェンライは気に入っている。カルフォルニアにいるよりも、ゆったりとした生活ができるからね」
 すでに午後8時だ。食堂は閉店の時間。タイ娘が、しきりに戸を閉めたがっている。白人とタイの女性のカップルは手をつないで、ゆっくりと車に戻る。ワタシはひとり、指をくわえ、眉毛を垂らし、韓国料理店を探しにレストランを出る。
「マッサージ、行かない?」
 トクトクの兄さんから声がかかる。




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