易武

チベットへ続く道、茶馬古道を行く


2007年6月11日



シーサンバンナタイ族自治州 易武


地球の歩き方



茶馬古道、チベットへ続く道



捨てられた街

豪邸の跡
この街は西暦69年にできた。
プーアル茶の生産は西暦225年に始まったらしい。最盛期は清の時代であり、チベットや中国各地から人々が茶の買付けに集まった。


この街は景洪から車で数時間かかった。ラオス国境まですぐだ。熱帯雨林の中にタイ族の集落が点在している。そこに漢族の街がある。


古道をひとり歩く。どこからか小鳥のさえずりが聞こえてきた。一陣の風が通り過ぎ、透明な空気を引き裂いていった。足元には千年を超えた石畳。茶馬古道の最南端を、ときはゆっくりと通り過ぎてゆく。

清の皇帝から送られた額




繁栄には終りがある。
老夫婦が茶を干していた。
黙って目を合わせ、丁寧に頭を下げる。無言のままである。


かって繁栄したであろう立派な門を押す。
中庭に、かって使った道具が捨て置かれていた。今はだれも使わないのだ



易武の繁華街に戻って昼食!



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