ワメナ

裸族の里、ダニ族の戦い

2005年8月11日




ダニ族の戦い
朝食のあと、ダニ族の村に行くと、ガイドに言われた。オーストリア人夫妻、イタリア人夫妻と一緒にホテルを出た。

一列になって草むらを歩いていると、ピューっつと矢が飛んできて、そばの岩に音をたてて当たった。びっくりしてへたり込んでしまった。
 
ガイドは伏せろ、と叫ぶ。
何が何だか、分らないまま地面に這いつくばった。
「何だ!」
「戦いだよ」
ガイドが叫んだ。
裸族が槍を持って押し寄せてくる。
「本気じゃないか」
殺される! 叫んで失神しそうになった。

ヤラセだと気がつくまで、しばらくかかった。



の丸焼き
ダニ族の部落に到着。
女性は腰みの、男性はコテカ(ペニスケース)だけ。感動で胸がドキドキ。

豚の丸焼きを料理するとガイド。
先ず、ブタを殺す。内臓を取り出す。ここまではいい気分ではない。石と草でくるんで蒸す。

村人が総出だ。
蒸しあがるまで、彼らの家の内部をみた。土間と寝室。それだけで簡素な家だ。

さて、蒸し焼きになったブタを細かく刻む。これを皆に分配する。





少し、分けてもらったが調味料がないので味もそっけもない。ほんの少しかじっただけでやめてしまった。ダニ族にとっては、御馳走らしく、集まって食べていた。

嫁を迎えるには、嫁の実家にブタを20頭、贈らなければならない。1頭1000円から10万円するそうだ。マキがひと抱え、10円(市場調べ)の世界だから、結構な値段だ



ダニ族の踊り



ホテル(Baliem Valley Resort)のレストラン
ホテルは街から車で1時間ほど、川原のような道を行かなければならない。人里離れたところにあるので、どこにも行けない。

それでもエクスカーションが組まれていて、飽きさせない。ダニ族の戦いから戻って、コーヒーを注文した。ついでにケーキも。山の上、下界に谷が見渡せる。風が吹き抜けていく。気持のよい風だ。



街で行進を見る
午後は街に連れていってもらった。インドネシアの記念日なのだろうか。行進が行われていた。種族別の行進である。裸族の行進は迫力があった。



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