ダニ族の戦い |
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朝食のあと、ダニ族の村に行くと、ガイドに言われた。オーストリア人夫妻、イタリア人夫妻と一緒にホテルを出た。 一列になって草むらを歩いていると、ピューっつと矢が飛んできて、そばの岩に音をたてて当たった。びっくりしてへたり込んでしまった。 ガイドは伏せろ、と叫ぶ。 何が何だか、分らないまま地面に這いつくばった。 「何だ!」 「戦いだよ」 ガイドが叫んだ。 |
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裸族が槍を持って押し寄せてくる。 「本気じゃないか」 殺される! 叫んで失神しそうになった。 ヤラセだと気がつくまで、しばらくかかった。 |
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豚の丸焼き |
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ダニ族の部落に到着。 女性は腰みの、男性はコテカ(ペニスケース)だけ。感動で胸がドキドキ。 豚の丸焼きを料理するとガイド。 先ず、ブタを殺す。内臓を取り出す。ここまではいい気分ではない。石と草でくるんで蒸す。 村人が総出だ。 |
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蒸しあがるまで、彼らの家の内部をみた。土間と寝室。それだけで簡素な家だ。 さて、蒸し焼きになったブタを細かく刻む。これを皆に分配する。 |
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少し、分けてもらったが調味料がないので味もそっけもない。ほんの少しかじっただけでやめてしまった。ダニ族にとっては、御馳走らしく、集まって食べていた。 嫁を迎えるには、嫁の実家にブタを20頭、贈らなければならない。1頭1000円から10万円するそうだ。マキがひと抱え、10円(市場調べ)の世界だから、結構な値段だ。 |
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ダニ族の踊り |
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ホテル(Baliem Valley Resort)のレストラン |
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ホテルは街から車で1時間ほど、川原のような道を行かなければならない。人里離れたところにあるので、どこにも行けない。 それでもエクスカーションが組まれていて、飽きさせない。ダニ族の戦いから戻って、コーヒーを注文した。ついでにケーキも。山の上、下界に谷が見渡せる。風が吹き抜けていく。気持のよい風だ。 |
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街で行進を見る |
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午後は街に連れていってもらった。インドネシアの記念日なのだろうか。行進が行われていた。種族別の行進である。裸族の行進は迫力があった。 | |||
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