ピョンヤン

サーカス、主体思想塔、平壌学生少年宮殿、


2004年5月3日


昼食は平壌冷麺

冷麺とヒラメの揚物。ヒラメはおいしかったのだが、後で腹痛。それも激しい下痢と嘔吐だった。多分、油にやられたのだと思う。ツアー客の数人が下痢をした。



ピョンヤンの街並み

婦人警官


交通整理の婦人警官。雨の中、ビニール合羽をすっぽりとかぶっていた。
しっかりと交通整理をしている姿が美しい。水色の制服、白い雨靴。りりしい姿だ。




ピョンヤン駅近く

右側には地下鉄駅へ下りる階段もある。ここはバスが発着しているようだ。人通りが多い。トラムも走っている。


駅の近くに「栄光通り」という名前のついた通りがある。
この通りは、かってロシア革命で有名な人物の名を冠した通りだった。下の右の写真は百貨店の品ぞろえだ。第一百貨店、第二百貨店、楽園百貨店とある。




サーカス

観客には、外国人もちらほらいた。
このきっちりとした筋肉を見よ。写真にはないが、太ももの筋肉ははち切れそうだ。
劇場は寒く、何度もトイレに行った。トイレは1階まで下りなければならなかった。
その上、無人の広い部屋を通らなければなだない。




主体思想塔
ウリは世界一の石造りの塔。ガイドは150メートル、石の数も説明してくれたが、忘れてしまった。エレベーターで展望台まで昇るのだがそのエレベーターは小さく、のろい。

20人にも満たない我々のグループも何度かに分かれて運ばれていった。

展望は素晴らしい。ピョンヤンが一望できる。
「東ピョンヤンはどっちの方角ですか?」
ガイドに尋ねた。指さす方を見ると、古そうなアパートが何列にも並んでいた。

「と言うと、東ピョンヤン競技場はアパートの脇ですか?」
「そうです」
「その競技場へは行けませんかね?」
「今度、来た時に連れていきます」
「あそこは、お国のサッカーが外国チームとの試合で始めて勝った競技場なんですよ」
とワタシ。
「そうなんですか?」
「共和国の栄光の出発点を知らないのですか? うーん、困ったものだ。その日は雨が降っていましてね、田圃のようにぬかるんだグランドでチェコを破ったのですよ」
「詳しいですね」
とガイド。



主体思想塔から柳京ホテル(ピラミッド型)を望む。



主体思想塔から金日成広場と人民大学習堂を望む。人民大学習堂の手前は観閲台。テレビで金正日がパレードを見ながら手を振る場面が、よく放送される。
日本人からも主体思想塔建築の援助があったらしい。名前が刻んであった。

中央の茶色い高層ビルは、宿泊した高麗ホテル



学生少年宮殿

天才少年、少女たちが集まって刺繍、書道、演奏、パソコンなどをしていた。
教室には金日成、金正日の写真が並んでかけてある。壁にピタッと貼り付けてあるのではなく、下から見やすいように、斜めにしてある。芸が細かい!




刺繍と書道



演奏

アコーデオンを奏でる少女たちは、我々が入室すると、すくっと立ち上がり右手をアコーデオンの上に置いて、左手で拍手をしてくれた。一糸乱れぬ行動に、我々は立ちすくんでしまった。




宮殿内でのステージ、ピョンヤン・スマイルに満悦

上の写真、緑のチョゴリの少女。マイクを横に持ち、唸る姿は都はるみを思い出してしまいます。
ピョンヤン・スマイルが素晴らしい。こちらも照れ笑いで対応しました。

フィナーレです。背景に金日成と金正日の肖像が浮かびあがります。なかなかのステージでした。子どもたちは勉強もできるのでしょうね。
ステージが終わって外に出たら、無人だった学生少年宮殿の前に、少年少女や大人が溢れ出てきたので、驚きました。


皆、楽しそうにうろうろしているのです。サッカーボールで遊び始めた少年たちもいます。
どうして、住宅もない街の真ん中に少年少女、大人が楽しそうにいるのでしょうか?



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