ミドルスブラ ミドルスブラ・スタジアム、 1966年W杯、北朝鮮がイタリアを破った地 1989年5月10日〜17日 |
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ロンドン、キングスクロス駅 |
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インターシティに乗車 |
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ダーリントンへ |
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イングランドの風景、のどかだ。 |
イギリスに来たからには、歴史的な地を訪問しなければいけない。1966年サッカー、ワールドカップのイングランド大会が開催され、予選の一部はミドルスブラで行われた。 出場した北朝鮮は初戦のソ連戦には破れたが、2戦目のチリとは引き分け。3戦目のイタリアを破って準々決勝に進んだ。この試合は世紀の大番狂わせ、奇跡と呼ばれている。 以来、2002年まで北朝鮮がベスト8に残った記録は破られることはなかった。 |
ミドルスブラ到着 |
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ミドルスブラ駅 |
ロンドンのキングスクロスから、インターシティでダーリントンへ。そこから支線に乗り換えてミドルスブラに到着した。 駅前は閑散としていた。バスに乗って、競技場の近くまで行き、あとは歩いた。 |
駅舎 |
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ミドルスブラ市街 |
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公園を横切りスタジアムへ |
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市街地を抜けて歩く |
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中華料理店、北京 |
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住宅街を歩きスタジアムへ |
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住宅地を延々と歩く。 |
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左側はスタジアム |
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ミドルスブラ・スタジアム |
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スタジアムへ |
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イタリア戦の勝利に市民が集まった路地 |
門の呼び鈴を鳴らし、スタジアムを見学したい旨伝えた。わざわざ極東からやってきたサッカー好きであり、ミドルスブラで隣国の選手たちがイタリアを破った栄光の地をぜひとも見学したいのだと。 職員はしばらく考えて、ジャーナリストかと問うのだった。「違います」と即座に答える。「ワタシはサッカーが好きだ。ジャーナリストのように仕事でここを訪れたのではない。自分のカネを使って、東京からやってきたのです」と訴えた。 |
「入りなさい」 門の前はイタリアに勝利した北朝鮮選手が、ミドルスブラ市民に囲まれ、身動きがとれなくなった地だ。当時、2部降格となったミドルスブラFCは負犬チームとみなされていた。極東からやってきた名も知られない神秘のチームに自分たちを重ね合わせ、強豪イタリアを破った嬉しさを精一杯表したのだった。 |
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スタジアム外観 |
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ピッチに入る |
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ミドルスブラの芝 |
ロッカールームを見せてもらい、ピッチに立った。ここでは北朝鮮の選手が走りまわったのだ。ソ連に敗れはしたが、イタリアを破ったグランドだ。 芝に寝そべってしまう。頬を芝に当てる。ちっと固めの芝だ。選手たちの汗が吸い込まれた芝。 素晴らしいプレゼントをありがとう。 |
観客席のすぐ前がピッチ |
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