パリ

モンマルトル、映画「アメリ」のロケ地を歩く!

2023年10月9日


映画「アメリ」は2001年4月に公開された。
舞台は、モンマルトル。

子供のころから人見知りするタイプのアメリは、学校に行かず、孤独なまま成長した。
アメリは22歳になると、ひとりでモンマルトルのアパルトマンに住み、カフェで働き始める。
休みの日は空想にふける日をおくっていた。

そんな時、ダイアナ妃の事故死をニュースで見た衝撃で、手にしていた化粧水のビンを落としてしまう。ころころと転がったビンの先にあったのは、小さな箱。アメリはその箱を前のアパルトマンの借主に返した。とても喜んだ借主を見て、アメリは嬉しくなる。やがて、人を幸せにする小さな行動を取るようになる。

若者が置き忘れたスピード証明写真のコレクションを拾い、アルバムを返してやろうと、ニノを探し始める。アメリは彼に好意をもつが、好きだと言えない。他人には幸せを届けたくなるが、自分の幸せにはブレーキをかけてしまうのだ。

ニノもアメリに好意を持ち、ニノはアメリのアパルトマンを探し出しドアを叩く。アメリはドアをあける。自分の感情をさらけ出せるようになったのだった。

おとなのおとぎ話であり、アメリという若い女性の成長物語でもある「アメリ」。フランスで大ヒットした映画だ。



メトロ「ANVERS駅」から「ABBESSES駅」まで
「アメリ」に登場するモンマルトルを歩いた。

メトロ「ANVERS駅」


メトロ「ANVERS駅」をでる。
ロシュシュアール大通りにあるメトロ出口。


サクレ・クール聖堂を目指す。
天気がよく、観光客でごった返していた。

@
「サクレ・クール聖堂」の前のサン・ピエール広場
 アメリが片思いの男性、ニノを誘導するシーン

サン・ピエール広場にある公衆電話を使って、アメリはニノを誘導する。ニノはアメリの作った矢印を追いながら、サクレ・クール寺院に向かって疾走する。



「生地屋街」を右に見て、北に!


一帯は生地屋街となっている。
ニノが矢印で誘導されたサクレ・クール寺院にたどり着く直線ルートではなく、左に。生地屋「REINE」を右に見て、「アール・サン・ピエール美術館」を左に見ながらゆっくりと、サクレ・クール聖堂に向かった。

こっちは美味しいサンドウイッチ屋に向かって歩く。

カフェ「ブッフェ・ローカル」で昼食!
日本で発行されている雑誌「アンド プルミエ」で紹介されていたサンドウイッチ店で昼食とした。到着したのは午後1時半。
「この時間ですから、サラダは売り切れてしまって……」
「何かサンドウイッチ、作れますか?」
調理してもらったのが、写真のサンドウイッチ。スパイスがほのかに効いていて美味しい。パンはサクサクでぱりっとしている。パリにいるのを実感する。

コーヒーとパンで12.6ユーロだった。


午後1時半に入店したので、ほとんど売切れ。


タイル張りのテーブルにコーヒーを置いて……。


野菜と鶏肉がたっぷり。


香辛料が入っていて、食が進む。

モンマルトルの丘の下にあるカフェ!
ゆったりと寛いでいる人たちをみて、ニノのように走ることはないのだと、自分に言い聞かせる。

丘の上の聖堂に向かって、階段をのぼる!

A
「サクレ・クール聖堂」
 ニノが望遠鏡で下のサン・ピエール広場にいるアメリを発見するシーン


ニノが聖堂前にある望遠鏡をのぞき、下のサン・ピエール広場にいるアメリを発見するシーンやモンマルトルにやってきたばかりのアメリがパリを見ながら妄想にふけるシーンがある。


B
「サクレ・クール聖堂」前の道路
 ニノが下の「サン・ピエール広場」にいるアメリを見つけ、追いかけるシーン
この日は音楽師が演奏していた。
聖堂の中に入ってみた。
映画のシーンにはない。

「テルトル広場」周辺の路地
 映画のシーンにはないが、、、

人気の「ピエール・エルメ」

 映画のシーンにはないが、、、

C「モンマルトルの路地」
 アメリのモンマルトル生活のシーン

D
「八百屋」
 アメリが住む通りで買物をするシーン
メトロ、「アベス」駅からパサージュを抜けて、写真の階段を上がってゆくと、アメリの「八百屋」(Rue des Trois Frefres)、「コリニョン」が目の前に現れる。色鮮やかな八百屋に思わず歓声をあげてしまった。

いかにもパリの街という雰囲気の階段も映画に登場する。


映画では八百屋の主人が雇人のリシュアンを
からかうのでアメリは八百屋にいたずらをする。





「ジュ・テームの壁」
 映画のシーンにはないが、、、

持ち帰りの店「上海」(Rue des Abbesses)で夕食を調達
 映画のシーンにはないが、、、




愛想が良く、綺麗な奥さん!


〆て17.6ユーロだった。




Eメトロ「ABBESSES駅」
 アメリがニノと出会った駅のシーン
写真は出口だが、アメリとニノはこの駅のプラットホームにあるスピード写真撮影機の前で出会う。駅構内の写真は、誤解されて逮捕される懸念もあるので、撮影しないようにしている。

駅の出口は蝉のような薄い羽をアール・ヌーボー様式にデザインしてある。ただ、この出口は100年前に「オテル・ド・ビル」のメトロで使われていたもの。
このほか、モンマルトルのロケ地は、
〇カフェ・ド・ドゥ・ムーラン(アメリが働くカフェ)
〇メトロ、LAMARCK CAULAINCOURT駅
〇セックス・ショップ、ピガール駅そば

モンマルトル以外のロケ地は、
〇東駅
〇北駅
〇ムフタール地区
〇サン・マルタン運河
〇ノートル・ダム大聖堂

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