クラクフからブダペスト行きフリックスバス

運行便キャンセル、座席指定料金は戻らず!

2018年8月6日




クラクフからブダペストへの行き方

クラクフからブダペスト行きバス
クラクフからブダペストまでの行き方を航空路、鉄道、バスと調べてみた。

航空路は直行便がない。
鉄道の直行便は夜行のみ。クラクフを午後10時半ころ出発して、ブダペスト東駅に翌日午前8時すぎに到着する。昼間の便は乗り換えが1回で11時間近く要する。

バスはフリックスバスの直行便があった。午前9時発のバスはブダペストに午後4時に到着する。7時間しかかからない。おまけに料金は座席を指定しても23米ドル(座席の自由席ならば18米ドル)だ。

日本で座席指定のバスを予約した。
折り返しメールが届いた。それを印刷して当日持参すればよいとのこと。



ワルシャワで予約便のキャンセル通知を受ける。

クラクフ・ブダペスト間のポーランド側休憩所にて
ワルシャワを旅行中、フリックス・バスから、予約便の運行中止連絡があった。併せて、別の便を手配したのでその便に乗車するようにとのこと。メールの内容を印刷してくるようにとも。

メールを記憶媒体にいれ、ワルシャワ市内で印刷所を見つけて、メールを印刷。この際、予約した座席はキャンセルされ、「Free Seating」となっていた。




乗車日、クラクフのバスターミナルにバスが来ない!

乗車するように通知されたバスは午前9時20分発。
メールでは出発の15分前にはターミナルにいるようにとの注意書きがあった。

クラクフのバスターミナルに到着したのが午前9時頃。
出発案内のボードをチェックしたが、ブダペスト行きのバスの表示がない。目を凝らして見ても、メガネをかけても、表示が現れない。つまりプラットホームも分からない。

もう9時10分。
バスはどこかのプラットホームに停車しているはずだ。だって、15分前にはバスターミナルに来るようにとの記載があったのだから。

このバスターミナルは2階建てになっていて、結構、広い。
バスを求めて、走り始めた。こんな時、スーツケースがやけに重く感じられる。
どこにも来ていない。

出発時間になった! 乗り損ねてしまう。1日1便しかないバスなのに、どうしよう。
青い顔をして、2階から1階、エスカレーターがないので階段を下りたり登ったり。
また、1階から2階へバスを探しまわる。

もう出発時間を過ぎている。
「あなた、ブタペストへ行くの?」
白人のおばさんに声をかけられた。
「ブダペスト行んだけど、バスが見つからない」
「ワタシもブダペストへ行くから、ここで待っていればいいのよ」
「ここで? プラットホームは?」
「ないの」

息を整える。ああよかった。もう、出発時刻の9時20分を10分も過ぎていた。




なんと、乗客がいるバスがやってきた。

クラクフ・ブダペスト間のポーランド側休憩所にて
バスの後方に座席を見つけ、これでブダペストに行けると安堵。

バスはクラクフから山道に入りのろのろと進んでゆく。
ポーランドの国境通過のためにバスを降りて、パスポートチェック。再びバスに乗り、今度はハンガリーの入国検査のために下車。





ハンガリーに入国!


田園風景が広がる。





1時間遅れでブダペストに到着!

地下鉄、メキシーナ駅
ブダペストのバスターミナル、地下鉄メキシカーナ駅に到着したのは午後5時。ここから地下鉄を乗り継いで、都心のホテルに到着した。

結局、クラクフからブダペストまで8時間を要したのだった。



フリックスバスは支払い済みの座席指定料金を返金しない!

帰国後、座席指定がキャンセルされたので、フリックスバスに返金請求した。
2週間ほどたってからの返事はお詫びだけ。返金については触れていない。

2度目のメールを発出。またも2週間ほど過ぎてから、「ポイントで返すから、次にフリックスバスを利用するときに使ってほしい」とのこと。
次にフリックスバスに乗車する予定はない。

フリックスバスには困ったものだ。


■ 東/南/北ヨーロッパ旅行記 目次
inserted by FC2 system