クラクフからブダペストへの行き方 |
|
クラクフからブダペスト行きバス |
クラクフからブダペストまでの行き方を航空路、鉄道、バスと調べてみた。 航空路は直行便がない。 鉄道の直行便は夜行のみ。クラクフを午後10時半ころ出発して、ブダペスト東駅に翌日午前8時すぎに到着する。昼間の便は乗り換えが1回で11時間近く要する。 バスはフリックスバスの直行便があった。午前9時発のバスはブダペストに午後4時に到着する。7時間しかかからない。おまけに料金は座席を指定しても23米ドル(座席の自由席ならば18米ドル)だ。 日本で座席指定のバスを予約した。 折り返しメールが届いた。それを印刷して当日持参すればよいとのこと。 |
ワルシャワで予約便のキャンセル通知を受ける。 |
|
クラクフ・ブダペスト間のポーランド側休憩所にて |
ワルシャワを旅行中、フリックス・バスから、予約便の運行中止連絡があった。併せて、別の便を手配したのでその便に乗車するようにとのこと。メールの内容を印刷してくるようにとも。 メールを記憶媒体にいれ、ワルシャワ市内で印刷所を見つけて、メールを印刷。この際、予約した座席はキャンセルされ、「Free Seating」となっていた。 |
乗車日、クラクフのバスターミナルにバスが来ない! |
|
乗車するように通知されたバスは午前9時20分発。 メールでは出発の15分前にはターミナルにいるようにとの注意書きがあった。 クラクフのバスターミナルに到着したのが午前9時頃。 出発案内のボードをチェックしたが、ブダペスト行きのバスの表示がない。目を凝らして見ても、メガネをかけても、表示が現れない。つまりプラットホームも分からない。 もう9時10分。 バスはどこかのプラットホームに停車しているはずだ。だって、15分前にはバスターミナルに来るようにとの記載があったのだから。 このバスターミナルは2階建てになっていて、結構、広い。 バスを求めて、走り始めた。こんな時、スーツケースがやけに重く感じられる。 どこにも来ていない。 出発時間になった! 乗り損ねてしまう。1日1便しかないバスなのに、どうしよう。 青い顔をして、2階から1階、エスカレーターがないので階段を下りたり登ったり。 また、1階から2階へバスを探しまわる。 もう出発時間を過ぎている。 「あなた、ブタペストへ行くの?」 白人のおばさんに声をかけられた。 「ブダペスト行んだけど、バスが見つからない」 「ワタシもブダペストへ行くから、ここで待っていればいいのよ」 「ここで? プラットホームは?」 「ないの」 息を整える。ああよかった。もう、出発時刻の9時20分を10分も過ぎていた。 |
|
なんと、乗客がいるバスがやってきた。 |
|
クラクフ・ブダペスト間のポーランド側休憩所にて |
バスの後方に座席を見つけ、これでブダペストに行けると安堵。 バスはクラクフから山道に入りのろのろと進んでゆく。 ポーランドの国境通過のためにバスを降りて、パスポートチェック。再びバスに乗り、今度はハンガリーの入国検査のために下車。 |
ハンガリーに入国! |
|
田園風景が広がる。 |
|
1時間遅れでブダペストに到着! |
|
地下鉄、メキシーナ駅 |
ブダペストのバスターミナル、地下鉄メキシカーナ駅に到着したのは午後5時。ここから地下鉄を乗り継いで、都心のホテルに到着した。 結局、クラクフからブダペストまで8時間を要したのだった。 |
フリックスバスは支払い済みの座席指定料金を返金しない! |
|
帰国後、座席指定がキャンセルされたので、フリックスバスに返金請求した。 2週間ほどたってからの返事はお詫びだけ。返金については触れていない。 2度目のメールを発出。またも2週間ほど過ぎてから、「ポイントで返すから、次にフリックスバスを利用するときに使ってほしい」とのこと。 次にフリックスバスに乗車する予定はない。 フリックスバスには困ったものだ。 |
|
■ 東/南/北ヨーロッパ旅行記 目次 | |