ロンドン、漱石の下宿 |
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朝日新聞(2014年9月8日)から。 熊本の英語教師だった夏目金之助(33歳)は、1900年、国費留学生として英国へ留学。 約50日間の船旅を終え、1900年10月に大英帝国の首都、ロンドンに到着した。 ここで、1902年12月まで2年間をすごした。 |
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@ 最初は、上図@の「ガワーストリート78番地」のホテルに宿泊(今回訪問)、 A その後、「プライオリーロード85番地」に下宿(今回訪問)、上図A B 2か月後、家賃の安いテムズ川以南の「フロッデンロード6番地」(今回未訪問、建物は現存せず。)、 上図B C その後、貧しい人々の住む「ステラロード5番地」(今回未訪問)へ移転、上図C D 最後は「チェイス81番地」(今回訪問)、上図Dに住んだ。 |
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最初のホテル「ガワーストリート78番地」上図@ |
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近くのバス停でバスに乗り、ビクトリア駅へ |
漱石は1900年10月28日にロンドンに到着し、このB&Bに入った。 漱石にとっては料金が高すぎたため、11月11日まで2週間の滞在だった。 最寄り駅は地下鉄、モートン駅。 ラッセル・ホテルの前を歩き、ラッセル・スクエアからロンドン大学本部のすぐ近く。若い人が足早に歩いていた。 |
バスでホテルに戻る! |
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「プライオリーロード85番地」の下宿、上図A |
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場所は高級住宅地、ハムステッドの端だが、料金が高いのと、オーナーとの関係が円滑にいかず、1か月の滞在となった。 最寄り駅は、ウエスト・ハムステッド駅。 住宅地をプライオリティ・ロードまで約10分。街は中国系の着飾った女性が歩いているのが目についた。 漱石が住んだ下宿先からは東アジア系の中年女性が出てきた。 |
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「チェイス81番地」の下宿、上図D Wandsworth Road駅 |
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テムズ川の南。 ロンドン・オーバーグラウンド(地上線)のWandsworth Road駅で下車し。同じ名前の道路を歩く。 荒涼とした感じがする通りを20分ほど歩くと、シルバーゾーン通り。その先2つ目の通りを左折すると漱石の下宿先が現れた。 |
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Wandsworth Roadをひたすら歩く! |
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漱石の下宿D チェイス81番地 |
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「日本の小説家 夏目漱石が住んだ地」とある。 |
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周囲の建物 |
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車は今風だが、建物は漱石が歩き見た風景と変わってはいないのだろう。夏目漱石はチェイス81番地の下宿に1年半住んだ。 下宿の向かいにはかって「ロンドン漱石博物館」(現在は閉館)があり、皇太子殿下、司馬遼太郎も訪問している。 |
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