昼食、Le Tilleul |
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さて、何を食べましょうか。 |
ヴァンスでマチスが装飾した教会を見た後、バスでサン・ポールへ。 門をくぐり、左手のレストランのカルトを見ていると、自分たちだけの世界で旅行している日本人カップルにまた遭遇してしまいました。 「食事は終わりました?」 と訪ねると、「混んでいるので、予約しました」とのことでした。 確かに、テラス席も室内も大勢の人ですが、従業員にお願いすればなんとか席は見つかる程度です。話すと疲れるので、「それでは」とお別れしました。いったい、何に疲れるのか。いつも不自然にべたべたしている姿を見せられるからです。二人の世界さんは新婚さんいらっしゃーい症候群なのでしょう。外国人だとごく自然にサン・ポールの路地で抱擁していて美しいのに。 さて、メニューをじっくり検討したのに、注文したのはごく平凡なツナサラダとスパゲッティです。検討する時間は長いのですが、一皿を決めることが出来ません。何をやっても時間がかかります。こんな調子じゃ、会社で出世は無理でしょう。 隣りは、初老のご夫妻とその家族でした。 運ばれてきたワタシのツナサラダをみて「いい料理を注文しましたね。この店のツナサラダは美味しいんですよ」と褒めてくれました。えっ、するとワタシは自分で知らないうちに判断力を発揮しているのか。なんだ、識別力があるのか。今回のフランス旅行で散々の失敗の積み重ね。やっと、努力が実りました。前途に光が灯ったような気持ちです。 このレストランで支払ったのは36.5ユーロでした。 |
オープンエアーのレストランが素敵です。 |
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この一皿もどうしてどうして。 |
フランス人に褒められたサラダ |
街歩き |
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本通りは観光客でいっぱい |
そのサン・ポールはすっかり変わりました。 以前……と言っても戦前ではありません。前世紀ですが。土産物屋はあまりなく、歩く人も少ない路地をジャンパーに体を包んで寂しく歩いたものです。その時はクリスマス休暇だったのですが、閑散としていました。そんなサン・ポールに宿泊して、朝のだれもいない路地を歩いたものです。気取って……。 一度、訪問すると、その時の印象を探そうとします。片鱗もないのです。辛うじて、2人世界さんと遭遇したレストランくらいです。あそこは今ほどハデハデではなかった。路地は観光客の群れ。でもそれなりに清潔で、観光地として変貌した古い街を成長し発展した町としてとらえればいいのでしょう。 |
横道に入る! |
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更に、歩く! また、本通りに戻ってしまった。 |
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ほら、上を見なさいよ! 像がある! |
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ホントだ! |
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ホテルからの眺めも素晴らしい! |
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ル・サン・ポール |
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水飲み場 |
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まだ、歩く! |
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サン・ポールの教会 |
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イヴ・モンタンもシモーヌ・ショニレとここでお祈りをしたのだろうな。そんな思いで散策する。 | |
マーグ財団美術館 |
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マーグ財団美術館は旧市街を入口まで戻り、反対側にしばらく歩いたところにあります。到着すると、汗がでましたが、松林が太陽を和らげました。 ミロのコレクションで有名なのでやってきました。入場料は15ユーロ。でもミロの色を堪能でき、訪問した価値はありました。 |
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