木浦

日本家屋カフェ、日本家屋、日本遊郭跡

2011年2月6、7日


2011年2月6日続き



幸せがたっぷりのカフェ
この日のガイドブックも鄭銀淑さんの「韓国の昭和を歩く」だ。それに朝日コムの「スパーシー・ソウル」を印刷して持ってきた。

そこにこの「幸せがたっぷりのカフェ」が紹介されていた。
住所は、木浦市中央洞3街1−3。旧東洋拓殖株式会社木浦支店の斜め前であるから迷うヒマもない。

わたしが飲んだのはアメリカン・コーヒー。6600Wだから、ソウルにしても高めの価格設定だ。だが、日本家屋を生かしたお洒落度たっぷりなカフェで気に入った。
ちょうど午後のひとときである。
日本語を話すお店の方と話したり、本を読んだりしてすごした。
「夕食に美味しいお店、近くにあるかな」
「オーナーのところでレストランを経営しているから、あとで一緒に行く?」
夕方、もう一度会うことにして、散策に出かけた。




旧木浦基督教会

何の変哲もない建物だが……。

「木浦基督教会」の漢字がある。



日本家屋を求めて歩く

日本家屋ではありません。風呂屋か?

田舎で両親が住んでいた家みたいだ。




日本の街角を歩いているような錯覚に陥る。



遊郭跡を探しあぐねて!
山の手の下に日本の遊郭があったそうなので、歩いてみた。路地は坂道になっている。登っていくと次第に狭くなっていく。

歩いていると、魚を干してあった。人通りはないが、家の中で生活している感じはする。多分、この下が遊郭だったのだろう。



さらに、日本家屋を求めて歩く

一帯にある日本家屋は、かなり立派だ。しばらく歩いていたが、夕方になった。方角が分からなくなってしまった。道行く人に尋ねながらカフェに戻った。

旧日本領事館の下はイギリスやロシアなどの共同租界があったらしい。



レストラン「ローラ」

トンカツです。
レストラン「ローラ」の経営はカフェ「幸せがたっぷりなカフェ」のオーナーが行っている。カフェから10分ほど歩いて駅前にある「ローラ」に行った。

オーナーがレストランの前で待っていてくれ、レストランの中を案内してくれた。内装は奥さんがなさったとのことである。NHKを初め、多くのマスコミがカフェに取材にきています。そんな話を聞きながら、トンカツを食べた。韓国のトンカツはソースが甘ったるい。それでも美味しいのだ。
左はオーナーとカフェの方を預かっているお嬢さん。彼女は翌朝も木浦を案内してくれて、大助かりだった。



2011年2月7日


木浦駅

2月7日、KTXの切符を購入。ソウルまでの普通席は
40500Wだった。

インフォーメーション。駅の構内にあります。
係員はとても親切な人たちです。



トックッと豆汁の朝食
この日は旧正月。日本の雑煮にあたる「トックッ」が食べられないかなと、昨日、カフェで知り合ったお嬢さんに言った。駅前の小さな店が並んでいる数軒で尋ねる。一軒にあるらしい。

早速、注文した。淡白な塩味は確かに「トックッ」だ。ただ、餅は手作りではなく、機械でつくったものだった。

メニューを見ていると豆汁がありそうではないか。興奮してしまった。まさか、韓国で豆汁を飲めるとは。

この豆汁は独特の臭みもなく、優等生のような味だった。
あっ、KTXの発車までに10分しかない。走ろう。




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