延吉 

狗肉食堂通り、駅前

2010年9月19日




○印をつけた地域をあるいてみた!
延吉は漢字と朝鮮語の看板が氾濫していた。
バスの停留所も朝鮮語が併記されている。中国の朝鮮族は200万人足らずだが、延吉にはそのうちの多くの朝鮮族が住んでいる。

街をあるいていると……ハムニダなどと朝鮮語が飛び交っている。そんな延吉をバスに乗ったり、歩いて回ってみた。バスは1元(15円)。停留所もあちこちにあり、利用しやすい。


さて、延吉駅だが、愛新覚羅浩著、「流転の王妃の昭和史」にも登場する。ラストエンペラーの皇后とともに、駅から市内を引きずりまわされた地である。まさに昭和史の一断面がここにある。









延吉駅までバスに乗る!
延吉からハルビンまで夜行列車で行くことにしているので、駅を見ておこうと、人民路の停留所からバスに乗った。

バスだと安心して乗っていられる。渋滞でも気にすることもない。そのうえ、人々は親切だ。




延吉駅


駅の切符販売所

駅前の通り
繁華街は駅舎から離れている。
駅前の大通りも雑踏だ。

青島行きのバスも出ている。小さな食堂も並んでいる。旅行者用のものなのだろう。駅前を歩いていると、何気なく女性がいっしょに歩き始めた。彼女はひじでわたしの腕を突っつくのだ。

駅前にそんな種類の女性が? 
注意して周囲をみると、女性がぶらぶらしている。脇に入ると、休憩用の旅館もあるのだ。

小さな店が多い



バスで西市場まで

朝鮮語の案内が上にある。

駅前の停留所で行先を調べていると、「その案内は間違っていますよ」と日本語で声をかけられた。老人が丁寧にバスの乗り方を教えてくれた。



西市場あたり


看板の美女箱包とは何だろう。



路地で販売するおばさん
西市場の通りを歩いていたら、飲料を売っていた。聞いてみると、日本のヤクルトのようなものらしい。1本買って飲んでみた。まさしく、その味だ。
スターバックスという看板。ローマ字が違っている。ホンモノではないのだな。中国だな、と感じるときだ。



KFCでひと休み



狗肉食堂通り
KFCでコーヒーを飲んで休む。この店はいつも床を掃除していて、きれいなのだ。

一休みすると、今いる人民路から光明街まで歩き、そこから海蘭路に入った。地図を見ながら歩くのだが、ガイドブックのそれは距離がかなり違って表示されているので、通り過ぎてしまった。

目的地は狗肉食堂のある通りである。人に何度か尋ねながら、やっと到着できた。
帚木蓬生著の「受命」で、延吉の食堂で狗肉料理を食べる場面があるが、ここかなと思ってしまう。夜になると、ごった返すのだろう。







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