図們

中朝国境をゆく 

2010年9月18日、



旅 行 日 程

2010年

9月17日(金) 成田 → 瀋陽 → 延吉

  18日(土) 図門から豆満江を溯りながら北朝鮮の国境地帯を見る

  19日(日) 延吉市内を散策(バスとタクシー)

         夜行列車で 延吉 → ハルビン

  20日(月) 朝、ハルビン到着

         市内見物(バスとタクシー)

  21日(火) ハルビン市内を散策(バスとタクシー)

  22日(水) 午前中、ハルビン市内を散策

         午後、硬座の列車で長春へ

  23日(木) 長春市内を散策(バスとタクシー)

  24日(金) 午前、長春市内を散策(バスとタクシー)

         午後、軟座の列車で瀋陽へ

  25日(土) 瀋陽市内を散策(バスとタクシー)

26日(日) 瀋陽市内を散策(バスとタクシー)

27日(月) 午前、硬座の列車で丹東へ

       午後、丹東郊外で北朝鮮との国境を凝視

28日(火) 午前、鴨緑江の遊覧船から北朝鮮、新義州を見る

       午後、バスで 丹東 → 瀋陽

29日(水) 瀋陽から日帰りで撫順へ。ラストエンペラーが入っていた監獄を見る

30日(木) 瀋陽 → 成田




図們(2010年9月18日)

中国側の門
朝、延辺日中文化交流センター(延吉)に電話して、車と運転手を手配してもらった。
http://yanbian-city.in/


まず、図們にむかった。残念なことに雨である。
車は延吉の市街地を抜け、高速道路を突っ走る。
この道を金正日も走ったのかと思う。



図們には威圧するような門があった。
圧倒されるほど区巨大な門の上に上ってみる。
中国側と北朝鮮側をつなぐ一本の橋。幅は10メートルと少し。長さは200メートルくらいだ。見えるるのは観光客だけである。この橋は70年前に関東軍が完成させたらしい。


北朝鮮は写真の奥。静まり返っている。人間が見えない。建物にだれか住んでいるのだろうか。



景色をじっくり見ていると、物売りがやってきて、金日成バッジや北朝鮮の切手を買えと煩いのだ。わたしは川の向こう側を想像している。だれにも邪魔されたくないのに。
○の中に金日成の肖像画が掲げられている。この位置の写真はよく見かけるものだ。肖像画は中国側を向いている。我々に見せるものなのか。人間が現れた。



橋の中央部、国境線まで行ってみる。
中国と北朝鮮との国境線(赤いライン)で立ってみる。北朝鮮側の橋は傷んでいることが分かる。

ここが国境
やがて、女性がひとり北朝鮮側から歩いてやってきた。
段々、境界に近づいてくる。
その女性が国境を跨ごうとしている。記念写真を撮ろうとしていたわたしの脇を通り過ぎていった。
北朝鮮側の橋は一見して長い間修理していないことが分かる。



北朝鮮遠景
張りぼての建築物かと邪推してしまいたくなるほど人の動きがない。静まり返っているのだ。



鉄道橋があった。

この橋は数週間前、中国訪問を終えた金正日が帰国する際に渡った橋に違いない。老朽化が激しく、将軍様も肝を冷やしただろう。




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