金山嶺長城から司馬台長城への行き方 |
|||
価格で安い順に見ると、次のようになる。 @ 路線バス A 旅遊バス B 外国人専用の観光バス C タクシ― D 旅行会社に送迎を依頼 |
|||
@ 路線バス ウォーキング中に会った、フィンランドから来た3人連れの大学生は路線バスで金山嶺長城へ来た、 と言っていた。彼らが読んだのであろう、「ロンリープラネット」には詳しく行き方が書かれている。 「地球の歩き方」には、路線バスはあまり記されていない。 A 旅遊バス 宣武門から出ているとのこと。95元だそうである。金山嶺長城へ行くらしいのだが、司馬台長城で バスがまっていてくれるのかどうかは不明(インターネット調べ)。価格と行きやすさからは魅力的で ある。ただ、土日しか運行されていないらしい。 B 外国人専用の観光バス 南鑼鼓巷で調べてみた。200元から260元まである。昼食と高速道路が入っているかいないかで、 差がある。ユースホステルで申し込めばいい。 C タクシ― 使わなかったので、金額は不明です。 D 旅行会社に送迎を依頼 1台1200元+高速料金、110元。この方法が最も快適かつ早い。 |
|||
金山嶺長城から司馬台長城に向かって |
|||
金山嶺長城から司馬台長城を歩くと、距離は約12Km。外国人の若者と一緒のバスだと、同じ速度で、階段をを登ったり、坂道を歩いたりできるかいささか不安があった。だって、足の長さが違うじゃないですか。その上、到着時間も決められていて、その時間までにバスが待っているところまで行かなくてはならない。 ゆっくり歩こう。そう思って、行き帰りの車をチャーターした。それに、気分の赴くまま歩きたいではないか。 |
|||
金山嶺長城から歩きはじめる。 |
|||
北京のホテルを出たのが午前7時30分。 承徳までの高速道路が最近、開通したのだ。 金山嶺長城の駐車場に到着したのは午前9時50分だった。 |
|||
長城はずっと奥。山の上に見える。村人があれを買え、これを買え、とぞろぞろついてくる。 ロープウエーが見えたので、軟弱なわたしは、逃げるように乗ってしまった。本来なら、歩いた方がいいのに。でも、安心した。これで村人の攻撃からも守れる。下を見ると、村人が山道を駆け上がってくるではないか。前途多難だ。ロープウエーを下りて歩きだす。村人たちがついてくる。 景色はすばらしい。そのうえ、青空。少しばかり、どうしようかと思う。歩けるかなと。手前に見える長城の先に山があるでしょ。あっちまで歩かなければならない。もう、息が上がって、汗が出ているのですから。 |
|||
峰の上にある長城。ずっと歩く。 |
歩いている観光客は西洋人ばかり |
|||
彼らは中国人のガイドを連れたり、あるいはグループで歩いている。どんどん追い越される。走っていく人もいる。 急な階段を登り切ったら、また、急な階段が現れる。とうとう、四つん這いになって登った。足が長ければなあ。 |
|||
イギリス人男性とドイツ人女性のカップル。 手を握り合って、ゆうゆうと歩いていく。こっちはふうふう言いながら、歩いているのに。↓ |
|||
NOTHING IS IMPOSSIBLE |
|||
アディダスの方はImpossible is Nothing。ここまで自転車で来てしまったのは偉い。この自転車で来たのは、10月24日ですから、2日前ですよ。 |
|||
ずっと先まで歩きました。 |
|||
司馬台長城へ |
|||
下にダムが見えてきてほっとした。 本当は司馬台長城の終着は、見上げるような石段を登り、かなり行かなければなりません。観光客は下に下りてゆきます。わたしもつり橋を渡って川を見渡せる地点にやってきました。 つり橋を渡るのに5元です。それまで金山嶺長城に入るのに50元、ケーブルカーで30元、司馬台長城に入るのに40元と支払っているのです。 ドイツ人女性が怒っています。 「今度来たら、泳いで渡るワ」 |
|||
乗りました。45元。 |
|||
つり橋を渡って、また石段を登ります。少し登って休み、また登ります。くたくた。 そこにロープで体をくくりつけて、下まで降りる「空中速降」が待っています。 ドイツ人とイギリス人のカップルが、「キャー」なんて騒ぎながら乗って行きました。俺だって。 結局、約8Kmを4時間かけて歩きました。青空のもと、とてもよいウォーキングでした。これで足に自信が持てました。 |
|||
■ 東アジア旅行記 目次 | |||