ハノイ

カトリーヌ・ドゥヌーブ贔屓のスイーツ店

2009年3月21日


2009年3月21日

昨夜は午後11時すぎにハノイ空港からホテルに向かった。出迎えとも無事に会え、ホテルに到着すると、日付が変わっていた。

朝は小鳥の鳴き声で目が覚めた。うるさい位だ。朝食に下りていくと、日本人の中年カップルがいた。せっかくだから、同じテーブルで食事をした。二人はここ旧市街に宿泊して、ぶらぶら街歩きをしているとのことだった。旅慣れているようで、ハノイのことを教えてもらった。

朝食、かなりの量だ

宿泊したコンチネンタルホテルのカード

ホテルの近くの材木屋

ホテルの近くの通り

ホテルはコンチネンタル・ホテル。旧市街のランオン通りにある。漢方薬街にあるので、ホテルに近づくとぷーんと匂いがする。ドンスアン市場まで5分。ホアンキエム湖近くまで歩いて15分くらいだ。ホテルの向かいには、日系旅行社のAPTトラベル。路地をひとつ入ると外国人相手の旅行者がある。翌日の「ハロン湾」行き日帰りツアーは外国人相手の旅行社に依頼した。料金は18米ドル。かなり安いと思う。




街歩き、まず、ホーチミン廟へ


ホーチミン廟(右)に入るには長い列に並ばなければならない

ホテルの前からタクシーに乗った。ホーチミン廟までだが、どうも中心街を行かず、旧市街の外側に出てホーチミン廟の裏側に着いた。ここには観光バスやヤクシーが駐車していたが、遠まわりしたようだ。だって、6万ドン、360円も支払ったのだから。

裏側に到着したので、ホーチミン廟の入口まで歩かなければならない。太陽はすでに頭上にあり、汗が噴き出してしまった。到着してみるとヒトヒトヒトだ。どこが入口か分らない。これは駄目だ。廟を外側から見るだけにして、ホーチミンの家に向かった。



タダで入場できるのかと期待していたら、有料だ。ホーチミンはどうしてワタシのような痩せた男からカネを取ろうとするのか。憤然として、見ないことにした。タクシーの運転手もホーチミンも弱者をいたぶるのが好きなようだ。ただ、ベトナムにきて、植民地建築以外では初めての強大無比な建築物をみた。


子どもたちは優先して入場できるのか?
子供たちが大勢いた




軍事歴史博物館へ

ディエンビエンフー通りを中心街に向かって歩く。今日は1日街歩きをするつもりなので、ガイドブックは、APTトラベルでもらった大きな絵地図、地球の歩き方、ベトナムめし楽食大図鑑、ベトナム町並み観光ガイドである。それに水やカメラもあるので持ち物が重くなってしまった。

この通りには大使館がずらっと並んでいる。もちろん、北朝鮮大使館もここにある。

博物館の敷地に展示されているものだ。左の下の写真はベトナム空軍機が南あるいはアメリカの戦闘機を撃墜した数だけ星がつけられている。展示してあるヘリコプターは重そうだ。


マレーシアのボルネオからやってきた中年組4人と行きつ戻りつしながら、博物館まできた。
「ベトナムで、最も重要なことは価格だ」
マレーシア人が言う。彼らは、相当価格交渉で疲れているのかもしれない。



博物館の入口

博物館の館内は昼休みで入れなかった。見物人は昼休み以外に来なさい、ということか。わかる。昼食をゆっくり食べたいもの。




ハイランド・コーヒーで一休み!

博物館の隣に、ハイランド・コーヒーがあった。
木陰で涼しそうだ。一息つくために、入った。ここでレモン・ジュースを頼んだ。3万ドン、180円。かなりの高級カフェだ。

ハイランド・コーヒー名入りのコーヒー・カップを売ってもらおうと交渉したが、不成立だった。もしかしたら、タダでと、思われたのかもしれない。




カトリーヌ・ドゥヌーブ贔屓の洋菓子屋を探す

ぶらぶら歩いていると、輪タクが寄って来る。ノー、ノーと手を振る。こっちは朝から、タクシーでやられてまいっているのだ。今日は歩く。硬い決意をする。レーニン像がある。今どきレーニン像とはエライ。残っているのは世界広しといえども、ベトナムくらいなものか?


レーニン像

鉄道線路があった
確か、線路を越えたところに「キンドー・ハノイ・カフェ252」があるはずだ。ここで洋菓子を食べようと決めていた。

通りの名前と番地を紙に書いて、店の人に尋ねる。
「向こうだよ」
それだけだ。

向こうに行ってみた。やっと通りを見つけた。番地も近い。だが、番地は途中で途切れている。カフェの番地がない。そこで、店の主人に尋ねる。
「あっち」
あっちに行く。目指す番地からそれていくではないか。また、尋ねる。
「向こう」
また、最初のところに戻ってしまった。太陽に脳天を直撃されながら考える。途切れている番地はどこかに続くはずだ。結構、冷静な自分がある。そうか、道を渡れば番地は続くのだろう。

そうだったのだ。結局、5人に尋ねただけで、到達できたのだった。

店の主人とドヌーブ

シュークリームとバナナ・ケーキ

店の主人

店内

これはスパゲッティ


    映画のポスターが飾ってあった。右下
  に、ドヌーブのサインがある。
娘さんが、ドヌーブは毎日いらしたんですよ、と言う。娘と言っても、かなりのおばちゃんだ。他のテーブルにいた白人の2人連れが、ここにドヌーブが来たのですか、と驚いている。

ついでに、ワタシが3週間ベトナムとラオスを旅行していると知ると、日本人のバカンスは3日で長いと言われるのに、3週間なんて、と白人女性は驚いている。

ここでの料金は:
お茶        4000ドン、24円
シュークリーム  8000ドン、48円
バナナケーキ 12000ドン、72円
スパゲッティ  35000ドン、210円




ホアロー収容所跡

収容所跡を目指す。ハノイタワーという高層ビルを目指して歩けばいいので楽だ。2回尋ねただけで到着した。19世紀末にフランスがつくった収容所。その後、アメリカ兵の捕虜収容所になった。共和党の重鎮、ジョン・マケインは当時、海軍のパイロット。撃ち落とされて、ここに5年以上収容された。入場料は1万ドン、60円だ。


収容所の入口

展示物

拷問用




市劇場まで

歩くのが面倒になり、市バスに乗った。3000ドン、18円だ。バスの中は空いていた。市劇場の前で降り、何枚か写真を撮った。植民地時代の建物が残っていて、見ていて美しい。



市バスの切符

車内

ヒルトンホテル

市劇場

市劇場

こんなバスに乗った




ハノイ大教会まで

市劇場前からハノイ大教会までは、バスにした。ちょっと疲れ気味である。バスは3000ドン、18円だから、乗りやすい。下りる時、ベルを鳴らさなかったので、ハノイ大教会を通り過ぎてしまった。「ベトナム町並み観光ガイド」によれば、ハノイ大教会の敷地に最古の建築が礼拝堂として現存していると書かれている。確かに、柵の向こう、高級住宅地のようなところに現存していた。



ハノイ大教会

付近の光景

近くには、日系旅行社、アオザイツアーがある。冷房も利いているので、インターネットをして過ごした。ブログの更新もここから行った。インターネット・カフェではなく、無料で使えるのでありがたかった。この通りには、洒落た土産物屋が多い。

ハノイ大教会のあとは、我がホテルまで歩いた。地図を見ながらゆっくりと歩く。ここは外国人旅行者が滞在したがる区域だ。それなので、ミニ・ホテルやゲストハウスも料金は若干、高めのようだ。しかし、洒落たレストランが多いので、皆さんには合うかもしれない。

夕方でも暑い。アイスクリームとコーラをコンビニで買う。あわせて、28000ドン、150円だった。他の食べ物に比べ、ベトナムではアイスクリームは高めだ。

旧市街を歩いてホテルへ

ココナツジュースを味わう




夕食は路上レストラン

日系旅行社、HISのオフィスの近くに、人だかりのしている路上レストランがあった。ためらわずダッシュした。客は汁なしフォーに牛肉がたっぷりのっているのを美味しそうに食べている。なかなかワタシのところに持ってきてくれないので、客が食べている一皿を指で差して注文した。ベトナムの料理は味が薄いのだが、ここは味の素がたっぷりと入っていた。

料金は3万ドン、180円だと言われた。高いので失神しそうになった。同じテーブルの客に、あなたの皿はいくらか、と尋ねる。同じ3万ドンだった。


フォー・サオ・ボー

その路上レストラン


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