ニース

英国人の散歩道

1981年1月1日



マルセイユからニースへ

マルセイユからニースまでの切符
マルセイユ、サン・シャルル駅にある食堂で、カフェ・オレとクロワッサン2個で朝食。寂しい朝ごはんでした。

ホームに出てフィガロを読んでいると、日本人のツアーが脇を通り過ぎていきました。一様に振り返り、ワタシを見る。

車内は陽光が差し暑いくらいです。
カンヌでは車窓から水着姿の女性を見る。自然に気分が浮き浮きしてきます。ニースでも日光浴をする人たちがいるのだろうか。



ニース到着

プロムナード・デ・ザングレ
ニースで、まずはホテル探し。
浜辺のホテルは高い。最低、150フラン(7500円)はする。旧市街に入り、安ホテルに2泊(1泊90フラン)することを決めました。

ハワイのような浜辺を想像していたのですが、冬のニースは寒々しい。プロムナード・デ・ザングレ(英国人の散歩道)には人がたくさん出ていました。
日本では元旦。ここではとりたてて行事はないようだ。カフェでひとり、ぼんやりとして一日を過ごした。


夜は中華料理、「九龍」へ。
スープ
豚肉のカレー炒め
フルーツ
35フランだった。

「日本人を全然、見かねないね」
レストランの主人に言う。
「2月のカーニバルにならないと、日本人はこない。それに夏かな」
奥さんは黙って静かに微笑んでいる。中国系のフランス人なのか。小さな中華料理店で話していると、気持ちが落ち着いてくる。
 20歳くらいの娘さんは店を手伝っている。もう、フランス人だ。てきぱきとテーブルを片付けている。

やっと見つけたホテル

フランスでよく吸っていたタバコ





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