プノンペン

雑踏の街

1967年4月16、17日



香港上空

羽田空港発香港経由でプノンペンへ。

搭乗したエールフランス機は南まわりでパリまで行く。日本人客室乗務員に声をかけられた。

「どこまでいくのですか?」
プノンペンです」
暑いですよ!」

香港の啓徳空港上空では民家すれすれに航空機が飛ぶ。窓から人が歩いているのも見えるほどだ。



プノンペン上空
航空機の窓からインドチャイナの大地が見える。プノンペンだ。まるでパリみたいに八方に道路が走っている。




プノンペン空港到着

後ろのプロペラ機は「ロイヤル エアー カンボジア」。当時のカンボジアのフラッグ・キャリア。
プノンペン空港に到着し、タラップを降りると、ズボンの内側が蒸され、上半身から汗がでてきた。

プノンペンからシエムリアプ行の航空機に搭乗する予定だが、エアーフランスの係員が「今日は飛ばない。ホテルに案内するから、1泊してください」とのことだった



市内へ
アメリカから来た4人組のご婦人たち、中年のフランス人夫婦、機内で知り合ったフランス人男性たちとバスに乗せられ「ケマラ」ホテルへ。

ホテルに到着するともう夜だ。
街に散策しに出てみる。路上でバクチに熱中する男たち、子供まで大人たちに混じり、10リエル(約60円)紙幣を手にしてトランプに興じている。道路に座り込み、ぶっかけ飯を食べている人もいる。異国の風景はすべてが珍しいことだらけだ。



ホテル
ホテル代、食事代もはエールフランスで支払ってくれた。冷房は入っていない(名刺にはエアコン有と印刷してあるが)。窓の下からは街の喧騒がのぼってきた。埃っぽい部屋で1泊した。
テルと道を挟んで建っているビル。ここも繁華街だ。



紙幣



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