2016年8月10日 クアラ・ルンプール ⇒ シンガポール (バス) |
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KLのバス乗り場 |
列車でクアラ・ルンプールからシンガポールまで行こうと、数日前、切符を購入しに鉄道駅へ行った。シンガポールまで2回乗換えが必要とのこと。時間もかかります。こう言われて、バスに変更した。 午前9時10分発のシンガポール行きバスを予約して、30分ほど前にKL セントラルのバス乗り場に到着。乗り場を確認し待ったが、バスは来ない。 カウンターで確認すると、9時40分発に変更だとのこと。その時間になっても、また、バスは来ない。カウンターで確認すると、今度は12時10分に変更になったとのこと。苦笑いを残し、カウンターから離れる。やはりシンガポールに行くという、インドのデリーから来た中年の夫妻と話をしながら待った。 |
やはり、12時10分にバスは来なかった。 ただ、10分程度の遅れだから、問題はない。VIPバスの予定が、並のバスになっていた。予約席にはすでに乗客が乗っている。車掌に、最後尾に座るよう言われる。 「前の席がいいですな」 だだをこねる。バスの中でしばらくすったもんだ。乗客がじっとみている。ほどほどでやめ、勝手に前のほうの席に座る。 昼食が出された。パサパサ飯を食べ、うとうとしているうちにジョホール・バルへ。中央のジョホール水道にある国境を避け、別の国境に向ったがジョホール・バル側から車が渋滞。出国手続きを終えた後、シンガポールの検査場に入ったが、車が溢れている。結局、車ごとUターン。マレーシアに戻り、ジョホール水道にある国境に戻った。 |
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車内で出された弁当 |
再度、ジョホール水道にある国境へ。出国を終えたパスポートを持っているのに、なぜ出国手続きをするのかとトラブる。これがバスの乗客全員だから、時間がかかった。やっと、シンガポールの入国検査場に入った。もう、夕方。ラッシュ・アワーにぶつかって、シンガポールへの入国は数時間を要した。 写真は車内ででたお弁当! ほとんどを残してしまいました。 |
シンガポール到着 ホテル・ボス一階レストラン |
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くたくたになってホテル着。 ラヴェンダー駅近くのホテル・ボス。営業開始間もないビジネスホテル。設備はそれなりに整っている。WiFiのつながりもいい。 夕食はホテル1階に入っているフードコートで。 冷たいお茶と、焼きそば、麺で14シンガポール・ドル(1260円)。一気に価格が跳ね上がる。 |
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2016年8月11日 朝食、トースト・ボックスでカヤ・トースト |
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翌朝、ラヴェンダー駅まで5分ほど歩き、「トースト・ボックス」でカヤ・トーストとコーヒーで朝食とした。 若い女性で混んでいるが、店内が明るいので気分がいい。ただ、この日の朝食は600円近い。マレーシアは物価が安かったなあ。 |
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ピーナッツ・バターを塗ったトースト |
こちらはフレンチトースト |
リー・クアンユー、シンガポール初代首相の自宅 |
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シンガポールの初代首相、リー・クアンユー(2015年3月25日没)の家を目指した。貧困だったシンガポールに今日の繁栄をもたらした開発の父。彼が住んだ家を見ておこうと思ったのだ。 最寄り駅はオーチャード駅の隣。サムセット駅。オクスレィ・ロードにある。この地域は高級住宅地だろうが、最高級ではなさそう。建物も、庭も、垣間見える車も……。 「リー・クアンユー回顧録」で、リーの日本への批判は厳しい。「日本人は我々に征服者として君臨し、英国よりも残忍で常軌を逸し、悪意に満ちていることを示した」。このように記している。 |
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リー・クアンユーの自宅写真を撮っていると、おばさんがやってきて、「何をしているのか?」と、つっけんどんに言われた。 「私はリー・クアンユー初代首相を尊敬していて、この家を見たかったのです。彼はシンガポールを繁栄させた立派な男です」 すると、おばさんはリー・クアンユーの質素な生活ぶりを話しはじめた。リビングも、食事も、私たちの家と同じだと。突然、そのままになっている警備所を指差す。 「このポリスボックスを見なさい。ボックスの頭の上に扇風機があるでしょう。今は電源を切られているけど」 ポリスボックスの中に入って、敬礼する。 「ほら、この石の上に上れば内部が良く見える。上りなさい」 彼女は石の上に上って、私を引き上げてくれた。石が高くて、股が割れそう。 |
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急におばさんが黙り込んでしまった。 「どうかしましたか?」 「前のアパートに住んでいるイギリスの婦人がここで写真を撮る人を撮影している。私たちも撮影されているでしょう」 「それでどうなります?」 「ネットで流されますよ」 彼女は、逃げるように去ってしまった。ああ、、ひとり残された私。 |
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昼食、吉野家(オーチャード・ロード、高島屋) |
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昼食はオーチャード・ロードまで歩き、高島屋の地下で吉野家へ。牛丼としました。 | |
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