ベルリン

冷戦の腐臭
A スターリンの耳カフェと北朝鮮経営のホステル

2012年8月11、12日

2012年7月22日〜8月17日



旧カール・マルクス大通り
Strausberger Platz駅から路上に上がり、旧カール・マルクス大通りを歩きます。現在はフランクフルター通りと名称を変えています。

1990年代前半の北京、あるいは現在のポーランドの地方都市のよう。巨大な建物、広い道路、両側の並木。無機質な都市です。

まるでモスクワを歩いている感じ。



スターリンの耳カフェ

カフェ・ジビュレの入口
カフェ・ジビュレを探して歩きます。
スターリンが1953年に死亡したあと、批判が起こった。東ドイツでも、1961年にスターリンの銅像が撤去されました。解体作業中のひとりの労働者がスターリンの耳を密かに持ち帰ったのです。

その耳がフランクフルター通り75番地、カフェ・ジビュレにあると聞いていました。


外で本を読む女性

店内



カフェ・ジビュレを発見。
芸術家のような変わった帽子、服装の中年女性が屋外のテーブルでコーヒーを飲んでいる。屋内も中年カップルばかり。

コーヒーとケーキを注文。写真、左のケーキは味が合わなくて大半を残してしまった。このカフェは旧東ドイツの味がウリなのだ。




スターリンの左耳だそうな。
携帯電話はワタシのもの。



アレキサンダー広場

テレビ塔と駅舎
地下鉄でアレキサンダー広場に戻る。
写真、左はテレビ塔とアレキサンダー駅。人々でごった返している。

周囲の建物は巨大だ。別の一角に安楽椅子が置いてあって、ゆったりしながら人々を見物でき。

巨大な広場と無装飾なビル

トラムは新型

世界時計



昼食、アレキサンダー広場
高架鉄道の下にあるトルコ系サンドイッチの売店で昼食を求め、屋外で昼食とする。カバブは安くて美味しい。



北朝鮮の商売



北朝鮮大使館

地下鉄駅を上がったところに大使館がある。
ベルリン中央駅のインフォメーションへ行き、北朝鮮政府が経営するホステルの場所を確認した。

大使館は地下鉄の階段をあがったすぐそばにあった。北朝鮮大使館の建物は旧来から2棟あったが、次第に館員が減少し、今は15人程度しかいない。東西冷戦が終わった後、1棟は貸しビルに転換したらしい。

その貸しビルが、今度はホステルとなった。この場所は地下鉄駅を上がってすぐ。ブンデンブルグ門にも数駅で行ける最高の地だ。


大使館

大使館の銘板

左がホステル、右の建物が大使館施設

国旗はためく



シティ・ホステル ベルリン

ホステル全景
北朝鮮政府経営のホステル。フロントはドイツ人。ホステル運営を任せているのだろう。料金を尋ねると、「シングルで28ユーロ、ダブルの部屋で56ユーロ」とのこと。

潜入してみる。
裏に行く。北朝鮮大使館の動きがよく見える。写真を撮影しようとした。すると、張り紙が目に入った。
「あなたの行動は監視されている」
不安になり、慌てて外に出た。何だかヘンな気分だ。

ホステル入口

館内



美術館、博物館めぐり











ペルガモン博物館

蚤の市



新博物館

ベルリン大聖堂



旧ナショナル・ギャラリー



カフェ、ポツダム広場

ポツダム広場のカフェで一休み。



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