シエム・リアップ

一ノ瀬泰造さんが好きだったレストランなど


2008年7月19日〜21日



バンテアイ・スレイ レストラン

ホテルからトクトクで一ノ瀬泰造さんが足しげく通ったという食堂を訪れた。
彼が好きだったという料理がメニューとしてある。そのうちの1品と豚肉と野菜の炒め物を注文する。ここは一ノ瀬泰造さんの記念館(タイゾー・メモリアル)にもなっている。彼の足跡が、撮った写真とともに壁に展示してある。

一ノ瀬さんは1970年代初めアンコール・ワット周辺で写真を撮った。このレストランのつてで下宿をシエム・リアップ市内に借り、ポルポト軍の支配するアンコール・ワット周辺の写真を撮りつづけた。だが、26歳になったとき、ポルポト軍に捕らわれ、食物を与えられず、殺されてしまったらしい。



一ノ瀬泰造さんご両親のメッセージ


一ノ瀬泰造さんの作品が展示されている。



BOREY SOVANN レストラン



クレーンU

カンボジャ舞踊のレストラン。最初は高級ホテルの舞踊に行きたかったのだが、トクトクの運転手が余りにも執拗に勧めるので、寝返ってしまった。料金は高級ホテルの半額である。

食事はブッフェ方式である。隣りのテーブルにはウクライナから来たという青年がひとりぽつんと腰をおろしている。

ケミストリーの教師だと言う。30歳前か。寂しそうなので、声をかけのだった。
「この舞踊、つまらない」
飽きてしまったらしい。
「お父さんに人参酒を買ったんだ」
舞踊を無視して、包みを解くと、土産を誇らしげに見せてくれた。人参酒ってカンボジャより、違う国の土産だろうに。
「これから、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタに行くんだよ」
 ひとりで旅行、できるのだろうか。




クメール・キッチン

ガイドブックに掲載されていたレストランである。午後1時すぎて訪れたので日本人が2組。白人がひとりしかいなかった。カレー、かぼちゃのスープ、豚肉のスイートリブを注文する。

食事が運ばれてくるのを待ちながら、これからの行き先を思案する。熱いお茶がおいしい。蠅もいないのだから、何となく期待はずれのレストランだが、それもいいだろう。まだ、10代だと思われる女性が料理を運んでくる。カンボジャの微笑つきである。
癖がなくおいしい料理だった。




クメール・カフェ

昼食を食べに、ホテルから歩いていった。
お洒落に籐の椅子である。通りに面しているので、排気ガスが構わず入ってくる。汁ナシそばと普通のそばを注文する。そばは一杯、3ドルもするのに、麺はインスタントだった。わびしくなってきた。




■ 東南アジア旅行記 目次
inserted by FC2 system