九份

映画「悲情城市」のロケ地を歩く!

2001年5月12日~14日



九份
「悲情城市」の舞台、九份を訪れた。
訪れたのは映画が公開されて2年もたってからだった。台北から電車で1時間と少し。瑞芳に到着する。ここからバスを2回乗り換える。あいにく雨だ。バスで山をのぼっていくうちに、映画の冒頭と同じ青い海が目の前に広がってきた。風光明美という言葉がぴったりである。


車内では中年の夫婦が大声で罵りあっていた。もちろん、言い負かされたのは男性の方だった。傍目にも可哀そうなくらい、ショボクレていた。


映画は、台湾から日本が去ったあとの物語だ。大陸から国民党がやってきた。そして、旧来の権力者が次々と粛清されていった。

台湾政府が口をつぐんできた事件を、女性の目で描いたのがホウ・シャオシェン監督だ。音楽もいい。単調で物憂げなメロディー。いつまでも耳に残る。見終わった後は深いため息がでた。

映画のロケをした茶店で!



瑞芳駅
瑞芳駅から支線で山の奥に入った。
雨はひどくなり、豪雨となってしまった。終点の駅で雨宿りをする。横殴りの雨だ。川が氾濫して台北に戻れないかもしれない。

見物をやめて、乗ってきた戻りの列車に乗った。瑞芳まで1時間余りだ。窓の脇を流れる川は濁流となっていた。

瑞芳から台北行きの列車は連絡が悪い。バスで台北に戻ったのだった。



台北

スターバックスで一休み

有名なレストランです。日本にも出店しています。



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