ワールドカップ フランス大会

パリ、入場券がない不安な日


(1998年6月11日〜16日、フランス)



成田国際出発まで



成田国際空港にて

雑誌「ナンバー」を購読していたら、キャノン・ツアーが日本戦応援ツアーを募集していた。

キャノンはこのワールドカップのオフィシャル・スポンサーにもなっているのが心強い、と思ったのだが…….

申し込んだあと、新聞や週刊誌、テレビで入場券が足りないと騒ぎ始めた。オフィシャル・スポンサーには観戦切符がどんどん与えられるのだろう。なんら心配するはない。対岸の火事として、騒ぎを傍観していた。

出発の数日前である。新聞やテレビでは、サポーターが入場券のないまま成田を出発する光景を報道している。そのキャノン・ツアーから電話がきた。入場券を入手できないので、ツアーを中止するという。

翌日、またキャノン・ツアーから電話があった。日本対アルゼンチン戦を観戦できるかどうか分らないが、それでもよければツアーを決行すると。切符の入手状況を尋ねると、入手に全力をつくすと繰り返すだけ。



チケットのないまま日本を出発
成田国際空港で……。
日本対アルゼンチン戦が見られなくとも損害賠償はしないという書類に署名をしなさい、と係員は迫る。
署名をしないと、ツアーに参加できない、と。

便はキャセイ航空。成田→香港→パリとかなり長い旅になる。添乗員がついている。女性である。男性でも女性でもいいのだが、この女性はフランス語がからきしダメだと公言する。このため、フランスに到着してから、トラブル続きになるのだが。

ホテルとの間で、モーニング・コールの時間や朝食の時間の打合せができない。ツアー参加者が打合せをすることになってしまうのである。香港は、まだ英語圏。添乗員のテリブルぶりも、まだ露見しなかった。

ツアー客は切符のことを心配しながら、機内でうとうととする。ただひとり無関心な人がいる。サッカーに興味のないと公言する添乗員だった。




パリに到着



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