ワールドカップ フランス大会
アジア地区最終予選


日本 2 − 0 韓国


(1997年10月31日〜11月2日 ソウル)




ソウル到着




アジア地区予選は、この試合まで韓国に大差をつけられての2位.
フランス大会への出場に赤信号が灯っている。
矢も楯もたまらず、応援ツアーに参加した。
参加者は仕事をしている男性が多く、他には若い女性の2人組だった。ソウルの金浦空港に到着後、ホテルに向かう。韓国ツアーは恒例でお土産屋に寄った。だれひとりバスから降りる人はいなかった。携帯を手に東京と仕事のやり取りをしている人も数人いた。そのうちに、ホテルで仕事をしなくちゃならないので、早くホテルに行ってくれ、という声が多くなった。

ホテルは漢江の橋を渡った向こう側。中心地から離れていた。食事はツアーに含まれていない。地下鉄駅が近かったので、何度か地下鉄を乗り換えて明洞に出て食事をした。
さて、明日は日本の運命が左右される日だ。



決戦の日、蚕室スタジアム



蚕室スタジアムに入る!
会場は厳しい警備だった。やたらと警備員が多い。蚕室スタジアムに到着すると、警備員だらけになった。

日本人用の通路と韓国人用のそれとは完全に分かれていて、接触できないようになっている。スタンドも同様に分離されていた。

韓国のレッド・デビルたちに「アンニョン・ハシムニカ」とあいさつもできない。もちろん、そんな雰囲気はないのだが……。


日本の勝利!
レッド・デビルたちの赤い波にもまれた青い色の応援団は押しつぶされそうなほど、小さかった。わたしたちは応援した。

試合はスカッと日本が勝った。
韓国に2点を入れての完封勝利を目撃できるなんて、幸運だ。名波とロペスに感謝だ。そしてGKコーチが両手を挙げて喜んでいたのが瞼に残る。



戦いの後で
勝利の後、空は赤く燃えていた。
太陽は1966年のワールドカップの決勝戦の後のようだった。あの時も、ロンドン、ウエンブレー競技場に赤々と太陽が燃えていた。




全州焼肉の店で祝勝!
その夜、全州焼肉の店は日本人サポーターで大混雑だった。



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