ソウル

非武装地帯、南進第3トンネル

1988年7月30日〜8月2日



板門店

板門店、国連軍兵士
板門店に行くには、ツアーに加わるしかない。

ソウル市内を出たツアーは、先ずイムジン河を渡った。道路の上部には橋のような建築物。北が侵攻してきた時に、道路上に落下させ進軍を妨害するのだとの説明だった。

イムジン河を渡ると道路は急に狭くなる。国連軍の管理下にある地域に入ったとの説明だ。建物に入り、この地域で障害を負っても死亡しても、自己責任であると書いてある紙に署名を求められた。ここまで来て、いやだと言うわけにもいかないが……。

板門店、後ろは北朝鮮軍兵士
北の方向に、巨大な鉄塔が目に入る。巨大な北朝鮮の国旗がはためいている。ガイドは、「息子が、お父さん(金日成)の誕生日に、世界一巨大な国旗をプレゼントした」と説明する。

やがて板門店だ。
「北に向かって手を振ってはいけません」、「笑顔を見せてはいけません」、「写真を撮られて、南の人たちは、本当は北が好きなのだと宣伝に使われる」と脅かされる。

次に、南進トンネルへ。
小型の戦車なら通過できるようなトンネルだ。北側からノミとスコップだけで掘り進んだらしい。トンネルの先はコンクリートでふさがれ、小鳥が籠にいれられている。毒ガス攻撃を受けたときに、感知できるように置かれているとのことだ。


帰途、再び板門店に戻る。
そっと建物の裏手に回ってみた。プールがあるじゃないか。水着姿の女性兵士が大胆な姿で、日光浴している。プールの水の青さ、バスの中で聞かされた北の悪辣さと女性兵士の水着姿が頭の中で整理できず、混乱してしまった。

国連軍兵士

北朝鮮、板門閣、若き金正日は左の窓から双眼鏡を使った。




北朝鮮側の詰め所

板門閣を背景に写真を撮る人

北を見る人びと



国連管理地域

ボプラ事件のポプラ



北の風景

巨大な鉄塔は、国旗を掲げるもの

北を望む

向こうは北である。



ソウル点景

総督府だった建物




■ 東アジア旅行記 目次
inserted by FC2 system