10月31日朝、パリを出発した急行列車でビッシーに到着したのは午後だった。ここで翌年の1月初めまでの2か月を過ごした。

到着したころはまだ雪がなかった公園。石畳の街。歩くと枯葉が音をたてた。やがて、クリスマスがやってきて、商店街が軒並み閉まると、町は一気に冷え切っていった。その間、歌手のムスタキやアズナブールのコンサートを聴きに行ったり、サンテティエンまでサッカーを見に行ったり、楽しい時を過ごした。






← パリのリオン駅からビッシーまでの乗車券。
 
  ビッシー市内の公園はまだ雪が積っていなかった。ここを一日に何度も往復するのである。繁華街は
  ほんの数百メートルである。ここで何でも揃う。




  寒くなってきた。ある日は零下10度まで下がった。ホテルの部屋は寒く、外套を布団にかけて眠っても、まだ寒い。


   アリエ川までは休日のたびにジョギングした。鼻から吸いこむ空気が冷たく、口を開けると肺まで凍りつきそうだ。
   左の写真はアリエ川のそばにたつ新市街。景色がとてもいい。右の白黒の写真は、ホテるの窓から撮った。牛乳
   やチーズなどを窓の外に出しておいた。天然冷蔵庫である。



  ↑ムスタキのコンサートの入場券。午後8時30分から始まった。客は舞台の上に寝そべったりして、リラックスして聴いていた。


  ↑よく入ったケーキ屋。ここで紅茶とケーキを注文して友人と話した。



 レストランのカードである。夕食はだいたいこの4軒を順番に回っていた。このうち3軒は中華料理店、1軒はフランス料理店であ  る。老夫妻で店を回していたフランス料理店、若い中国人の夫妻が店を経営していた中華料理店など忘れがたい。このほか、夕  食はピザ屋などに行った。

 昼食はパンを買ってすませた。あたたかいフランスパンにパテを塗って食べたり、ヨーグルトをつけてすませていた。







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